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  • 未還の名簿 シベリア最下層捕虜・村山常雄の祈り

    未還の名簿 シベリア最下層捕虜・村山常雄の祈り

    小説・文芸

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    1巻2,200円 (税込)
    シベリア抑留死亡者46,300人の名簿を、たった一人で作った老帰還兵。執念と鎮魂の衝撃ノンフィクション。 シベリア抑留死亡者の詳細は、長い間、人数も個人名も正確な事実が伝えられてこなかった。そんな中、1990年代、ソ連などから日本へ死亡者名簿が届いたが、その名前の欄には「ヤニトア?シガノシ?」「タモル・ダムノツ」「フニヤメ・サギヤノ」といったものも含まれていた。 これに悲しみと怒りを覚えたシベリア帰還兵・村山常雄。これが日本人の名前なのか? なぜこんな名前で伝えられなければならないのか? 人の死が軽く扱われていないか? ここから、正確な死亡者名簿作りが始まった。 先の見えない作業。孤独な日々。だが、無念を抱えて凍土に眠る無名の仲間を弔うために、そして生きて還ってきてしまった自分を癒すために、折れそうになる気持ちを奮い立たせた。その情熱は周囲の人々や日本政府関係者を動かし、ついに奇跡を起こした・・・・・・! 【村山常雄さんプロフィール】 1926年新潟県生まれ。1945年、満洲でソ連の捕虜に。その後、4年間シベリアに抑留されたのちに帰国。中学教師を務め、定年退職後に人生の総括として名簿作りを始める。2007年、1053ページの『シベリアに逝きし人々を刻す ―ソ連抑留中死亡者名簿―』を刊行。2014年、88歳で逝去。 【著者プロフィール】 青島 顕(あおしま けん) 1966年静岡市生まれ。91年に早稲田大学法学部を卒業し、毎日新聞社に入社。西部本社整理部、佐賀、福岡、八王子、東京社会部、水戸、内部監査室委員、東京社会部編集委員、多摩総局長などを経て、現在は新聞研究本部に勤務。中央大学、専修大学で兼任講師。『MOCT(モスト) 「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人』で第21回開高健ノンフィクション賞を受賞。共著書に『徹底検証 安倍政治』『記者のための裁判記録閲覧ハンドブック』。
  • MOCT 「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人

    MOCT 「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    【2023年 第21回開高健ノンフィクション賞受賞作】 MOCT(モスト)とは、ロシア語で「橋」「架け橋」のこと。 カバーの写真は、モスクワ市ピャートニツカヤ通り25番地にあったモスクワ放送。 その6階に「日本課」はあった。 東西冷戦下、そこから発信される日本語放送。 その現場では、少なくない数の日本人が業務を担っていた。 彼らはどんな人物だったのか。 そして、志したのは報道だったのか、 プロパガンダ(政治的宣伝)だったのか。 それとも、両国に「MOCT(架け橋)」を築くことだったのか……。 (登場人物の一部) ・東側ではご法度のビートルズを流した元民放アルバイトの男。 ・戦時中、雪の樺太国境を恋人と越境した名女優。 ・シベリア抑留を経て、迷いに迷って残留した元日本軍兵士。 ・ソ連亡命後に帰国。ロシア語学校を開設し、後進の育成に尽力した、謎のロシア語使い。 ・ラジオを愛して、早逝した女性ロック歌手。 ・「とにかく酷い目にばかり遭った。それでもロシアを信じたい」と語るアナウンサー。 ……など。 【選考委員、大絶賛】 書き手の静かな理性の膂力(りょりょく)に触れた読み手の心は、快い驚きに満たされずにはいられない。 ――加藤陽子(東京大学教授・歴史学者) ソ連(ロシア)の国策メディアであるモスクワ放送にかかわった日本人たちの有為転変を丹念に浮き彫りにしていて、最も好感が持てた。 ――姜尚中(政治学者) 反ロシア一辺倒の時代だからこそ、争いから独立した市民レベルの「MOCT(架け橋)」を考える本作。未来へと続く橋となった。 ――藤沢 周(作家) どんな厳しい制約がある時代にも架け橋になろうともがく人たちがいる。青島記者もそのひとりかもしれない。 ――堀川惠子(ノンフィクション作家) (選評より・五十音順)

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