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「本多真隆」の「「家庭」の誕生 ――理想と現実の歴史を追う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「本多真隆」の「「家庭」の誕生 ――理想と現実の歴史を追う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「家庭」とは何だろう。
本書でも繰り返し登場する、保守とリベラルの考える「家庭」像も違えば、
保守の中でも明治・大正・昭和・平成と時代によって考えられるものが異なっている。
つまり、「家庭」とは人や時代によって全く違う様相を示すのだ。
たとえば明治民法では、「家庭」を営むことが「個人主義的」であり、「夫婦中心の愛情」そのものが危険思想であった(76頁)。
現代社会では夫婦間の愛情を危険と見なす考え方は、ごく少数派であろう。
たった1世紀で、こうも考え方は変わるのかと思うと、当たり前や常識そのもののありようについても疑問が湧いてくる。
なお、本論と外れるが、出身校の創立者が本書内に登場したこ