AI駆動開発完全入門 ソフトウェア開発を自動化するLLMツールの操り方
著:田村悠
出版社:インプレス
生成AIをつかってシステム開発を行う時代がやってきた。
すくなくとも、この段階では、生産性は、200%
そのツールは、LLM。テキストを入力すれば、テキストを出力してくる
つまり、品質のいいコードを出力したければ、AIに都合のいい文章を入力すればいい
ある意味で、文章の達人にあらねばならないというのが第一感です。
AIをつかったシステム開発のことを、「AI駆動開発」という。本書は、AI駆動開発の書なのです。
GitHub Copilot をつかえば、タスクの完了速度が、55%向上
反復的な自動タスクをAIが行うようになって、87%の開発者が精神的労力を節約できたと回答している。
他、Cursor などが、AI開発ツールである
AI稼働開発の中心となるのが、LLM 大規模言語モデルである
プロンプトとは、LLMに入力する文章や指示のことであり、プロンプトを工夫して回答の精度を上げることを、プロンプトエンジニアリングといいます
代表的なLLM
OpenAI ChatGPT
Anthropic Claude
Google Gemini
Meta Llama
Cohere Inc. Command R
精度を上げるテクニック In-context Learning
プロンプト内に必要な情報を埋め込むことで、回答率を上げるテクニック
プロンプトを書く際の大前提は、一度で完璧な結果を期待しないこと
プロンプトを書く上で最も重要なこと
明確な指示を出すこと
わかりやすく、具体的で、直接的に指示を出すこと
AI駆動開発の3つのアプローチ
①プロンプト型 テキスト入力
②補完型 開発者義記述したコードや文書の一部をLLMに入力して、残りの部分を自動生成する
③エージェント型 LLMに目標をあたえ、LLMが自律的タスクを実行し、結果をテキストで返す
AI開発支援ツール
Cursor(VS Codeエディタ)
GitHub Copilot
Tabnine
Replit(Webサービス)
Create XYZ
Copilot Workspace
AIプログラマ Devin
RAG 大規模言語モデルが外部のデータソースから最新の情報をリアルタイムで取得し、それを生成する回答に取り込むことで、知識のカットオフ問題を克服する
カットオフ問題:AIが学習した後に出てきた知識には対応できないという問題
CONTENTS
はじめに
CHAPTER 1 システム開発の新常識「AI駆動開発」
01 AI駆動開発とは何か
02 本書で開発するアプリケーション
03 AI駆動開発が注目されるのはなぜか
CHAPTER 2 AIで開発を行うための基礎知識
01 LLMの基本
02 代表的なLLM
03 AI駆動開発の準備
04 LLMの使い方
05 効果的なプロンプト作成のコツと手順
CHAPTER 3 準備編 AI駆動開発の環境を整える
01 AIを開発に活かす方法
02 AI搭載の開発支援ツール
03 AI駆動開発のためのエディタを導入する
04 Cursorの基本機能
05 AIを使った3つの機能の使い分けと使用例
CHAPTER 4 基礎編 シンプルなアプリケーションを実装する
01 Webアプリケーションについて学ぶ
02 オセロの開発でAI駆動開発を体験する
03 2048を開発しながらAI駆動開発を実践する
CHAPTER 5 実践編 Webアプリケーション開発① 仕様策定〜テーブル設計
01 AI駆動開発でWebアプリ開発の一連の流れを実践する
02 テンプレートの確認と準備
03 開発ステップ① 仕様策定
04 開発ステップ② テーブル設計
05 開発ステップ③ デザイン、コーディング
06 AIを使ってコンテンツを生成する
07 イメージ画像を生成する
08 楽曲を生成する
CHAPTER 6 実践編 Webアプリケーション開発② フロントエンド、バックエンド実装〜機能追加
01 フロントエンド、バックエンド構築のステップ
02 管理画面を実装する
03 ログイン画面の実装を確認する
04 アーティスト管理に関わる処理を確認する
05 曲管理画面を実装する
06 曲に関するAPIを実装する
07 管理画面からの曲の追加・更新・一覧取得
08 フロントエンド、API、バックエンドの関係を確認する
09 お気に入り機能を実装する
10 トップページを実装する
11 アーティストページを実装する
12 お気に入りページを実装する
13 再生機能を実装する
14 完成後に機能を追加する
APPENDIX AI駆動開発に役立つ情報
01 プロンプトの参考サイト
02 Cursor Proへのアップグレード方法
INDEX
ISBN:9784295020837
判型:A5
ページ数:272ページ
定価:2900円(本体)
2025年01月21日初版発行