柳沢英輔の作品一覧
「柳沢英輔」の「フィールド・レコーディング入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「柳沢英輔」の「フィールド・レコーディング入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
「フィールドレコーディング」というものを、正直この本を読むまで知らなかった。
ただ、書評を何年か前にちらっと見たのと、表紙の雰囲気で買ってしまった。
しかし、読んでみて、知らなかった世界がそこにはあったなと思う。
フィールドレコーディング
自然音や環境音、民族音楽、あるいは、人間に聞き取れない超音波や個体振動など、
スタジオレコーディングとは違い、その場で音を録音することだと言えると思うけれど、
著者はこの行為をその音の置かれた文脈を含めて、その録音者の視点(主観)から録音することだという。
写真がそうであるように、録音という行為は、その音がある場所、背景をふまえて、録音者がそれをどのように捉えて切り取るかということなのだと思う。
しかし、録音は映像と違って、画面という枠(フレーム)がなく、その場360°をおさめるところに、録音ならではの魅力があるらしい。
また、録音をしてみると、普段耳で聞いているのとは、音がずいぶんちがって聞こえるらしい。
ふつうは、聞きたい音、聞くべき音を無意識に選別して聞いているが、マイクは無分別に音を拾うからだという。
録音をしながら、モニターをしていると、その場の音が自分の中からわいてくるような、音と一体になったような感覚がすると著者が述べていたのも興味深い。
本書では、フィールドレコーディングの作品例の解説と合わせて、著者自身の作品の録音の経緯とともに、特設サイトで著者のそれら作品の一部を聞くこともできる。
これまで触れてこなかった、自分にとっては新しい聴く体験を教えてくれる1冊だった。