オトウフの作品一覧
「オトウフ」の「アマガミサマ」「オトウフようちえん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
単純で純然なるピュアで青春まっしぐらな、でもどこにでも満ち溢れていそうな人たちが送る、青春ラブコメディー。
読み始めは主人公の強引さや、矛盾した行動と思考の差異に混乱したり苛立ちを感じることもあったけど、綺麗に整えた文章が、あっさりとしていることもあってか、物足りなさを感じたり、インパクトに欠けたりするかもしれない。恋愛をメインに置きつつも、受験生の四人がメインなので、環境の変化に悩んだり、将来を不安視したり、そういった話しにも重きを置いているので、それほど中だるみもせず、暇もしなかった。そしてラストスパートに向かう頃には、最初は嫌だな、なんて思っていたキャラクターも好きまでは行かなくても、
Posted by ブクログ
爽やかな話。
でも、青春物ならもっとキュンキュンしたかったかも。少し物足りない感じがした。
キャラクターはベタな4人で、一方通行の恋になるのは最初からわかってただけに、もっと意外性が欲しかった。
それぞれの悩みは、共感できなくないけど、1冊でまとめるなら各章をそのキャラクター視点で書いた方がより共感できたかも。視点が所々ぶれたのが少し読みづらかった。
ただ、限られた時間の中で、真っ直ぐに恋してるキャラクターたちは、やっぱり眩しかった。若いっていいなぁと…。
ミツルいいやつだなぁ…。
個人的にはかずみが好き。
彼等の今後を想像してニヤニヤしようと思う。笑
Posted by ブクログ
“くるんくるんとシャーペンを回しながら、ミツルは頬づえをついて、前方の少女を見ている。だって、それくらいしかすることがない。予備校の模試。今は英語。リスニングのテストで放送が流れるまでもうすこし。試験官の教員は先ほど出ていった。
本来の試験日は明日、つまりこれは前日受験。ミツルはたまたま明日、顔も知らない親戚の結婚式に呼ばれている。この部屋にこの四人が集まったのは、ただの偶然――偶然?
そう、偶然。ただの偶然。
そしてきっと、これも偶然。
突然、部屋が真っ暗になった。停電だ、と気づくにはすこし時間が必要だった。”
親の敷いたレールを進みつつも迷いもある桧山ミツル。
絵を描くことをあきらめきれ