曹操の作品一覧
「曹操」の「魏武注孫子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「曹操」の「魏武注孫子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
魏武(曹操)の注釈した『孫子』で岩波文庫版も同様であるが本書は三国志研究で有名な方の解説により『孫子』と三国志の関わりが分かるという一冊で二度美味しい本となっている。
曹操というと赤壁の戦いで敗れた事により天下統一に失敗した奸雄というイメージになるが命懸けの戦争の合間にこんな注釈まで入れて己の戦争に活かしていたとなると話は変わる。本書ではそんな美点だけでなく数々の失敗も含めて解説してあるので客観的に見ても役立つ内容と思われる。
それにしても自分が居なくても武将達に本を渡していたという事をアッサリと読み飛ばしがちだが1800年位前にマニュアル本という概念を編み出しているのが尋常では無い。普通なら
Posted by ブクログ
勝ちやすいやり方、パターンがある。
敵味方は、どちらがそのやり方に則っているか。
こちらが有利なのであれば、戦う(勝てる)
そうでないなら負けるから、戦わない。
敵を知り己を知るだけでなく、
定石をしり、敵と己を比較する、なのかもしれない。
状況は、刻々変わるので、情報をとる。
相手が自滅するように仕向ける。
利益を与えて、とりにいかざるをえなくする、など。
兵は詭道なり。
曹操は、なぜ、孫子の注釈をつけたのだろう。
自分の思考回路を示したかったのではないか。
自分と同じ思考ができる人間が増えれば、
それだけ仕事が進む。
でも、他国には渡したくないものだったのではないか。