作品一覧

  • 菊乃、黄泉より参る! よみがえり少女と天下の降魔師
    4.5
    1巻748円 (税込)
    時は5代将軍・徳川綱吉公亡きあとの江戸時代。 男勝りで正義感あふれる武家の女・菊乃(きくの) は、病によって享年28で世を去るも何も未練はなかった。 ――はずだったのだがその15年後、7歳の姿で江戸の町に黄泉(よみ)がえってしまった! 年相応にすぐ腹が減り眠くなり、ふとしたことですぐゆるんでしまう涙腺とは裏腹に、体はなぜか身に覚えのない怪力と験力を宿していた。 菊乃はひょんなことから、天下の降魔師(ごうまし)を名乗る、整った顔だがどこか「騙り」めいたところのある破戒僧・鶴松(つるまつ)に出会いその力を見込まれ、 自身の成仏の方法を探してもらう代わりに、日本橋の薬種問屋に出るという獣の化け物退治を手伝うことに。 同時に、生前幼くして死に別れた息子・善太郎と再会するが、旗本の嫡男のはずの息子はなぜか浪人に身をやつしていて……? こんなバディを待っていた! ユニークな組合せと軽妙な会話が最高な2人組による、とことん痛快でほろりと泣かされるお江戸人情×怪異退治! 第8回 角川文庫キャラクター小説大賞〈大賞〉&〈読者賞〉ダブル受賞作。
  • 牡丹と獅子 双雄、幻異に遭う
    5.0
    眠らずの獅子の名で知られる便利屋・劉英傑は、牡丹のように美しいが人嫌いで口の悪い道士・丁洛宝に出会い、興味を惹かれる。正反対の2人だが、怪異絡みの依頼を共に解決していくことになり……!?
  • 崑崙花街のまじない屋
    -
    1巻814円 (税込)
    幼い頃に山に捨てられ神龍を父とし、神獣たちを家族として育てられた雨華。 人間としての自立を目指し崑崙街でまじない屋を開業するも、 街を牛耳る方士一族・雲家の嫌がらせで店を壊されてしまう。 途方に暮れ辿りついた先は花街で、落籍の決まった妓女が何人も落下死しているという噂を耳にする。 妓女たちの相談に乗ろうとするも、居合わせた雲氏の男に止められてしまった。 しかし雨華と男の対立を面白がった妓女が 「勝ったら雨華の店の許可を、負けたら雲氏の門弟に」と提案してきた。 勝負を受けるも、相手は最強の方術士と名高い黒扇君で――!? 人間たちの謎に神獣(もふもふ)たちと挑む中華妖怪ファンタジー!

ユーザーレビュー

  • 菊乃、黄泉より参る! よみがえり少女と天下の降魔師

    Posted by ブクログ

    デビュー作とは思えない完成度とキャラ造形の深さに脱帽。
    とにかく上手くて面白いです!
    若くして死んだ旗本の妻が何故か七歳女児として蘇り、なんだかんだ降魔師と妖退治と己の半生を振り返る。

    主役二人のキャラクターがありガチでなく、予想を裏切る性格、言動をしてくれて楽しく、その魅力も大きかったです。

    続編出ないかなぁ。
    もっと二人の活躍と、彼のその後に一喜一憂する菊乃もみたい(笑)
    期待してお待ちしてます!

    0
    2025年01月07日
  • 牡丹と獅子 双雄、幻異に遭う

    Posted by ブクログ

    残念美人の道士と、豪快で繊細な便利屋のバディモノ。
    斗斗が健気で可愛い。
    極端にまばたきが少なさそうなギフテッド?道士の行方も気になるし、是非とも続編を望むところである。

    0
    2024年08月02日
  • 菊乃、黄泉より参る! よみがえり少女と天下の降魔師

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったー!
    菊乃がほんと真っ直ぐで男前。かっこよくてかわいい。鶴松さんも不器用なお人好し。最高でした。

    0
    2023年08月26日
  • 菊乃、黄泉より参る! よみがえり少女と天下の降魔師

    Posted by ブクログ

    期待を裏切らない。
    否、期待を上回る、「らしさ」に安堵。

    鶴松と菊乃の対話のテンポ、落とし方。
    腹の音(笑)
    目に浮かぶ。むしろ動画で脳裏に繰り広げられる。
    ポップで、しかしちゃんと時代を放り投げる事無く。
    爽快。
    痛快と言うには、ズシンとくる。それもまた、悪くない。

    タイトルの付け方を見るに、続編は座して待つ。で、良いのかな?
    まだまだ張られた伏線回収するには回を重ねるはず。
    長編になればなるほど深みを増すのがこの作者の強味。
    続刊、お待ちしております。

    0
    2023年04月27日
  • 菊乃、黄泉より参る! よみがえり少女と天下の降魔師

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こんなに夢中になってラノベを読んだのは久々です。
    江戸時代設定で今でいうアセクシャルと児童への性加害をも扱っているのですが子どもも大人も楽しめる、良い作品だと思います。
    二組の親子が出てきて、母と子という関係性が、実の親子でもそうじゃなくてもどういうものなのか考えさせられました。
    小気味良く書かれた戦闘シーンも挿絵がなくても想像できるのは自分がアニメ好きだからかもしれません。
    もう少し挿絵があればなお楽しめたかも。
    二十八歳の菊乃が死んだと思った瞬間、次に気がついたとき七歳くらいの子どもになってよみがえってきた意味を、最後に降魔師の鶴松が話したとき、あーよかった!これからもこの二人は一緒に弱い

    0
    2023年05月02日

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