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  • 戦後空間史 ──都市・建築・人間
    4.0
    1巻1,815円 (税込)
    冷戦、高度経済成長、持家社会、革新自治体、バブル経済、アジア戦後賠償、農地の宅地化、東日本大震災……終戦から21世紀の現在まで、戦後の日本の都市・近郊空間はさまざまな出来事を経験し、大きく変容してきた。本書では、その戦後のあゆみを建築や都市の研究者が、社会や世界情勢、歴史的事件を含めて多角的に検討する。変質しながらも生き続ける戦後を思考する画期的試み。

ユーザーレビュー

  • 戦後空間史 ──都市・建築・人間

    Posted by ブクログ

    (01)
    戦後を歴史的に概括するという難題に対し,空間により介錯するという方法が用いられる.構成として,各章にはテーマがあり,おおよそ1950年代,1960年代,1970年代,そして1980-90年代という10年ほどで区分した4章,海外(旧植民地,支援国,旧占領地)への展開,都市化が及ぼした郊外や地方への空間的な影響といった2章の全6章でまとめられている.
    人間の空間は,政治的でもあり,経済的でもある.また,活動的でもあり,宗教的でもある.保守と革新,リアルとバーチャル,都心と農地,モダニズムとリアリズム,商品化と工業化といった軸を持ち込み,歴史を試み(*02)ている.反共政策にもなりうる持家

    0
    2024年02月25日

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