作品一覧

  • 外交秘録
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    1巻3,520円 (税込)
    現実の外交を動かすプロセスとは何か 二国間・多国間交渉をめぐる半世紀の実体験から、外交の複雑な構図を解明する 外交に表舞台と裏舞台があることは、いわば常識でありましょう。 表は、正式の折衝、会談、発表、論評であり、時として、政治的演出の場でもあります。 裏は、内密の根回しや密談、そして時としては密約もあるとされます。けれども、実際の外交では、実は、脇舞台とも言えるものがあるように思われます。それは、外交という劇の脇 役というわけではなく、表と裏とを結ぶ微妙な手配です。(「あとがき」より)
  • 駐韓国大使日誌1997~2000 日韓パートナーシップ宣言とその時代
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    1巻6,600円 (税込)
    小渕・金大中政権時代に韓国に駐在した特命全権大使の日誌を活字化する.国民感情のすれ違いを克服し,「日韓パートナーシップ共同宣言」や日韓漁業交渉などの外交案件にどう向き合ったか.また,IMFショックに揺れる当時の韓国社会の様子等も描かれ,興味は尽きない.一九九〇年代末の日韓関係を理解する上で貴重な史料である.

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  • 秘録・日韓1兆円資金
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    元韓国大使の回想が明らかにする驚愕の現代史! 1兆円を日本からむしり取った韓国の交渉は、いかに傲岸不遜で、かつ貪欲だったか!? 瀬島龍三、中曾根康弘、竹下登、渡辺美智雄、安倍晋太郎など、現在よりもずっと骨太だった国士たちが、全斗煥政権の異常な圧力を受け止め、外交官たちが必死に国益を守った交渉の舞台裏を全公開――そこでわかることは、韓国民族は必ず、竹島の次は対馬を要求してくるということだ!!

ユーザーレビュー

  • 秘録・日韓1兆円資金

    Posted by ブクログ

    面白かった。一気読みしてしまった。
    書店で見かけ、表紙に竹島の写真なんかが使われているので「何の話だろう?」と思いつつ買ってあったのだが、内容は竹島とは直接関係はなく、1980年代初め、軍事クーデターにより成立した全斗煥政権における韓国側からの資金借款の申し出とそれにたいする日本側のやり取りの実録のような形。
    この、もと韓国大使も務められた小倉和夫氏という方は、これを直接書かれたのだろうか?もしそうだとすればなかなかの筆力。文章自体が読ませる。
    (ただ、朴正煕政権〜全斗煥政権というこの時期の韓国の状況について全く予備知識が無いと今ひとつ面白くないかもしれないが。)
    外交的やり取りの迫真的なやり

    0
    2013年02月16日
  • 秘録・日韓1兆円資金

    Posted by ブクログ

    1兆円規模の経済協力を巡る日韓の外交交渉の一部始終について、当時の公電や新聞記事(ほとんど日経)を中心にたどったドキュメント。
    日本でいえば鈴木善幸首相から中曽根首相の時代であり、韓国でいえば全斗煥大統領の時代。日韓関係は今もなお緊張感を孕んでいるが、現在では韓流ブームという明るい側面もある。しかし、わずか30年ほど前には、そのようなブームもないなか、経済協力を巡る生々しい駆け引きが行われていたわけだ。自分はまだ幼稚園や小学校低学年だったのだが、そのころ韓国についてどのような印象(所詮子どものイメージだが・・・)を持っていたのか、読みながら思い返していた。
    本書は当時における一連の交渉に焦点を

    0
    2013年02月15日
  • 秘録・日韓1兆円資金

    Posted by ブクログ

    他方、日韓外相会談が「スレ違い」的要素を持ったまま終わったことを受けて、日韓間に政府以外の政治的バイパスを設け、両国間の政治的対話を促進して、雰囲気を改善しようとする動きさらに強まった。竹入義勝公明党委員長、竹下登自民党議員の韓国訪問は、こうした動きの例であった。

    0
    2013年01月31日

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