作品一覧

  • 余命わずかなキミと一緒に、初恋を探しに行く【電子特典付き】
    5.0
    1巻748円 (税込)
    僕・柊透葉は、クラスメイト・暁月杏の「エモ探し」に協力させられている。 深夜のプールに忍び込んだり、夕暮れの教室で黄昏れてみたり。 明るく可愛く真面目で優しい優等生で通っている暁月には秘密があって、月に一度、エモくならないと死んでしまうらしい。 あんまり深入りしたくないけど、僕は僕で彼女に弱みを握られているから、協力するしかない。可愛い暁月と一緒に綺麗なものを見られるんだし、少しばかり役得に感じてもいいのかもしれないけど……。 でも、「私の初恋になってよ。私をドキドキさせて、エモくさせて?」 ってそれはちょっと僕に求めすぎじゃないか?【電子限定!書き下ろし特典つき】
  • 悪いコのススメ【電子特典付き】
    3.7
    1~2巻726~748円 (税込)
    「先輩、私と一緒にこの学校に復讐しませんか?」 暴言。人格否定。学力差別。価値観が歪んだこの進学校で、その後輩は突然僕に手を差し伸べた。 黒髪に隠したインナーカラーをなびかせ、悪戯っぽく微笑む彼女の名前は星宮胡桃。 「私、退学するんです。でも、逃げただけになるのは絶対に嫌――だから先輩、一緒に学校を壊しましょう」 有無を言わさず手を握らされ、巻き込まれる。二人ぼっちの反逆の日々。 放課後、二人きりの部室で、僕らはテロを企てる。そして、不純異性交遊に勤しむ。罪を重ね、唇を重ね、背徳的に堕ちていく。 「ねえ、先輩。キスも立派な反抗になると思いませんか?」 これは常識を捨て、優等生をやめ、大人への反逆を誓う――そんな僕らの、悪いコのススメ。【電子限定!書き下ろし特典つき】

ユーザーレビュー

  • 余命わずかなキミと一緒に、初恋を探しに行く【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    1冊作品。
    "難病物"にジャンル分けするにはちょっと捻りが入った作品。感動を誘いながら突き放している。
    でも、最終盤の暁月のセリフには心臓を掴まれた。
    二人の熱海への旅も良かった。青春18きっぷの5枚綴りの余った1枚の話、最後に効いた。ダブルベットでの暁月の迫りに耐えられるとは思えない、自分なら。彼女が何を思っていたのか考え続けたい。
    暁月杏の話し方が好き。おしとやかな見た目でがらっぱちな口調堪らなく好き。
    エモいって薄っぺらい使われ方の言葉で深い読後感を与えた作品です。

    0
    2025年11月07日
  • 悪いコのススメ2【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    2人の学校への復讐という名の革命活動は続きます。
    新キャラも出てきて、より多くを巻き込み何が悪なのか、どうしていくのかを表していきます。

    青春を感じられる作品ですね。
    こんな友人がいたら毎日が楽しいんだろうなと思います。
    表紙がどこか扇情的で、胡桃の魅力も1巻よりも上がっています。

    何よりも革命の度合いや規模が上がり、自分達だけではなかったのだと分かり、一層先が気になるようになります。
    好きですねぇ。

    0
    2023年07月22日
  • 悪いコのススメ【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    第18回MF文庫Jライトノベル新人賞 優秀賞受賞作です。

    腐習のある学校でそれに立ち向かい、革命を起こしていく主人公とヒロインのお話です。
    面白かったですね。
    内容がリアルというか、学校に限らず「こういうのある」と思える展開があります。
    それを2人が崩していき、理不尽に立ち向かっていく。
    それが面白いんですよね。

    それでいてヒロインが可愛い。
    彼女にも抱えるものがあり、そこには信念があります。
    それが主人公の抱くものと共鳴し、世直しならぬ学校直しをします。

    つい応援したくなりますね。
    彼らの成功と学校を変えていく様子がとても面白いところです。

    0
    2023年07月16日
  • 悪いコのススメ【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    懐かしい青臭さを思い出させてくれる作品。

    中学生の時『ぼくらシリーズ』にハマっていた。抑圧された少年少女が、学校や社会の理不尽に正面から反抗する、そんな話。不満があってもなにもできない、自分のもやもやを吹き飛ばしてくれた。
    本作も同種だと思う。絶対的制度に対する反逆という夢のような話だ。

    大人になり、社会人になった今、昔のようなもやもやはない。自分が変わったのか、はたまた社会が変わったのか。多分どちらもだと思う。
    社会は、マイノリティが主張しやすく、また個人の意見が尊重されやすくなった。
    ただそれだけではなく、自分の中で折り合いが付けられるようになったのだと思う。多少理不尽でも、「これは仕

    0
    2023年02月26日
  • 悪いコのススメ【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    学力差別による暴言や人格否定が常態化した学校で、精神的に傷ついた連と胡桃が出会い、学校に対する復讐を始めるお話。
    教師への「反感」を覚え、頭の中で「復讐」した人は多いと思う。
    本作は、この点に対する共感性を付いて来る作品で、独特の仄暗い面白さのある作品でした。
    田中さんやサッカー部部長などの生徒との接触を通じた連の心情の移ろいが、本作の特異性をより浮き彫りにしていて、中々に良かったです。
    復讐ネタも、次どんなネタが出てくるのか、実行している際にバレないのかなど、ドキドキ感がありました。

    0
    2022年12月26日

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