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  • 人生、しばしばホームレス
    5.0
    人間、何があろうと、どこでも生きていける! 大阪西成の貧困譚。ホームレス・かっちゃんの人生の日々をモノローグでまとめている。 かっちゃんは子供のときから、継続することが苦手、学習塾経営の父親から進学などで何かと便宜をうけるが、ことごとく失敗。家出して西成にたどり着き、日雇い労働と遊んでいる日々と生活保護受給を繰り返している。 西成には、手配師、不動産屋、大家、シェルターが入り乱れた生きるための独自のインフラがあり、貧困の人々が生きていける。人間、どこだって生きていけるを実感してしまう本。

ユーザーレビュー

  • 人生、しばしばホームレス

    Posted by ブクログ

    現役ホームレスの『かっちゃん』が話す生い立ちをまとめたもの。どうしてここに流れ着いて来たのか、できるだけ本人の言葉通りに書かれています。

    うーん、まぁ、(ホームレスになるのも)しょうがないよね、という内容ですが、彼の、形容詞の極端に少ない平坦な言葉に、ギリギリで頑張る姿がみえます。
    確かにかっちゃんは働ける体はありますが、それだけでは頑張れない。人とのつながり、生きがい、生きるうえで欠かせないものなしでは戦えない。
    自分を支えてくれているものすべて無くせば、僕もまた『かっちゃん』と同じになると思います。

    0
    2025年11月19日

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