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  • 「かわいい」のちから―実験で探るその心理
    4.1
    1巻2,090円 (税込)
    日々の会話はもとより、メディアでもたびたび登場する「かわいい」という言葉。日本のポップカルチャーの代表としても注目されているが、そもそも「かわいい」とはどんなものなのか。また「かわいい」ものは、私たちにどのような効果を及ぼすのか。本書では、かわいい色や形、年齢や性別によるかわいいの感じ方の違い、かわいいものに近づきたくなる心理などに実験心理学という手法で迫り、「かわいい」の力を探る。これまでになかった、科学的なかわいい論の登場。

ユーザーレビュー

  • 「かわいい」のちから―実験で探るその心理

    Posted by ブクログ

    「かわいい」を真剣に研究した本。かわいいの効果=笑顔になる、気分がよくなる、行動したくなる、癒やされる、世話したくなるなど。「かわいい」の発声をする時に表情筋が動くこともいいそう。こんなに効果があるなんて、やっぱり「かわいいは正義」なんじゃない?

    かわいいを商品開発に利用している話に膝を打ちました。特に黄色の毛でハート型のかわいいメイクブラシのパッケージをあえてかわいくない(しぶいフォントややダサいイラスト)にして男性が女性へのお土産に買いやすくしたという話は面白かったです。男性は「かわいすぎる」と買いにくいですからね(笑)

    0
    2020年03月25日
  • 「かわいい」のちから―実験で探るその心理

    Posted by ブクログ

     これまでの約10年間にわたる研究成果がまとめられている。参考論文がきちんとしているので研究者にとって非常に有益。
     表紙カバーや帯からは一般書のように見えるが、内容は専門書。一般の方のためにも専門用語の解説など著者は配慮しているが、大学学部レベルの心理学の知識がないと読みづらいだろう。読み進める上で様々な実験結果を読者自身で再構築する力量を必要とする。今後の続編や改訂版に期待したい。

    専門性:★★★★★
    一般向け:★★☆☆☆
    デザイナー向け:★☆☆☆☆

    0
    2020年01月11日
  • 「かわいい」のちから―実験で探るその心理

    Posted by ブクログ

    cuteは属性、kawaiiは感じ方

    もう一度読んでみたい本。言語の面白さよ!



    以下本の感想とは別になってしまいますが…
    〜〜
    となりのトトロに出てくる、おばあちゃん(五歳のメイちゃんを本気で心配する)を「可愛い」と思う気持ちの理由を考えている。

    社会的生物としての人間(おばあ)が、共同体のなかの一個体(メイ)を心から心配している場面に、私は目を潤ませてしまいつつ可愛いと感じてしまう。私はおばあに共感しているのだと思う。…と自分で解釈するが何か説明が足りない気がする。

    0
    2021年09月21日
  • 「かわいい」のちから―実験で探るその心理

    Posted by ブクログ

    かわいいとは何か、意味の定義に対象の特徴と人の認知の面から探る。

    本書では、
    「かわいいものを見ると笑顔になるとか気分なるとか、云々」

    私は
    (かわいいものじゃなくてもそうなるかもしれないんじゃないの?)

    本書は
    「それらが平行して生じるのがかわいいなんだ」

    まるで会話をしているように読めた。


    また、かわいいは近づいて関わりを持ちたいと思うことでもある。きれいな景色を見たとき、我々がかわいいと言わないのは、景色は近づけるものではないからではないかと考えた。

    0
    2020年07月17日
  • 「かわいい」のちから―実験で探るその心理

    Posted by ブクログ

    実験心理学者であるために、様々な実験を紹介しているので、学生が卒論で実験をするいい見本となると思われる。日本で学生が実験をするためにそれほど支障もないであるからこの本を学生が使う利用価値は大いにある。

    0
    2020年02月29日

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