作品一覧

  • Life Changing:ヒトが生命進化を加速する
    4.2
    1巻2,860円 (税込)
    ダーウィンはいった、「進化はゆっくり起こる」 だが、人間によって進化は急速に起こっている! 過去30億年、地球上の生命は自然の力によって形成されてきた。進化はゆっくりとしか起こらず、種は数千年にわたる自然淘汰でつくられた。数十万年前に「ホモ・サピエンス」が出現したことで、地球の自然史は突如として終わりを告げた。 私たちが生きる現代は、私たちの行動がすべての生命と絡み合い、ポスト自然の段階にある。野生動物は家畜化され、凶暴なオオカミはヒトの手をなめるイヌになった。ニワトリ (ブロイラー)は地球上で一番個体数の多い鳥になり、クローン馬でポロを競う。 気候変動は、ヒトや動植物にも多大な影響を与えている。ヒトの存在が、ある種の動物の進化を急速に進化させていることがわかってきた。勝手気ままに破壊を続けるヒトもいれ ば、一方で絶滅しかけの動物を救おうとする ヒトもいる。 進化の歴史から、遺伝子編集の技術にも言及 し、環境を破壊し続けた私たちヒトの責任を問う。明るい未来を子どもたちに引き継ぐために、私たちにできることとは・・・

ユーザーレビュー

  • Life Changing:ヒトが生命進化を加速する

    Posted by ブクログ

    本書の冒頭から「遺伝子改変されたオオカミすなわち犬」が出てくるが、家畜化された=選択交配で遺伝子改変された、という視点は当たり前のようでハッとする事実だと思う。人間が形質を選り好み家畜を増やしていくことで遺伝的多様性が失われていくのは明白なのに、そんな事は考えたことがなかった。
    野生動物よりはるかに多くの家畜がいて、それの飼料のための農地がたくさんあって自然破壊している…どうしようもなく持続不可能で危機的な状況であるが、本書ではテクノロジーによる課題解決を目指す前向きな話もたくさん出ててきて、それぞれが面白く、考えさせられた。
    ただ「再野生化」の取り組みについてはあまり良い話とは思わなかった。

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    2021年12月25日
  • Life Changing:ヒトが生命進化を加速する

    Posted by ブクログ

    ものすごく面白かった(興味深かった)。人間が直接に間接にどんだけ生き物のDNAをいじったり影響を与えたか、そのエビデンスと考察。基本、怖く、そして非常にギルティに感じる。
    2006年にグリズリーとシロクマのハイブリッド(ピズリーベア)が発見されて、ものすごい物議を醸し、その後にぼちぼちとエビデンスがでてきて、今でもそこそこ話題です。アークテックエリアの流氷の上で子育てし、生きるシロクマ(ポーラーベア)だが、近年の地球温暖化で北極の氷が解け、このままでは近い未来には夏(繁殖期)に北極の氷は全てなくなると予想されている。が、シロクマが南下するには体毛などが暖かいところに適していないので、そこで、本

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    2021年10月25日
  • Life Changing:ヒトが生命進化を加速する

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  おなかを見せたオオカミ
    第2章  戦略的ウシと黄金のヌー
    第3章  スーパーサーモンとスパイダー·ゴート
    第4章  ゲーム·オブ·クローンズ
    第5章  不妊のハエと自殺するフクロギツネ
    第6章  ニワトリの時代 
    第7章  シーモンキーとピズリーベア
    第8章  ダーウィンのガ
    第9章  サンゴは回復する
    第10章  愛の島 
    第11章  ブタと紫の皇帝
    第12章  新しい方舟

    <内容>
    予想以上に我々人類は、自然を改変していったことを知った。遺伝子組み換えの話なのかと思っていたが、いわゆる品種改良や自然を破壊した結果、そこにいた生物が、生き残るために自主的に?品種が変わっ

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    2022年11月05日
  • Life Changing:ヒトが生命進化を加速する

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家畜化からゲノム編集まで。ともかく人間は迷惑なもののようだ。そうだよねえ、私が意識のある50年ですらこれほどに環境を改変しているのだから。

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    2021年10月17日
  • Life Changing:ヒトが生命進化を加速する

    Posted by ブクログ

    途中で挫折。記憶に残るのは、家畜化、選択交配、遺伝子操作という、手法は違えど、人の手で、動植物を変化させてきたという事実。なるほどと思ったのは、何かを変えることで、ほかのことも予期せず変わってしまうこと。種から種へ、個体発生は系統発生を繰り返すが、系統発生自体が変わって行っているのか。進化でなく変化という表現が個人的には好きです。

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    2021年09月20日

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