佐々木クリスの作品一覧
「佐々木クリス」の「NBAバスケ超分析 語りたくなる50の新常識」「Bリーグ超解説 リアルバスケ観戦がもっと楽しくなるTIPS50」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
『NBAバスケ超分析』は、これまで感覚で見ていたバスケを「構造」から捉え直す本でした。特に印象的だったのは、現代NBAが単なる身体能力勝負ではなく、空間・確率・スピード・判断の競技になっていることです。
3ポイントは「成功率が低いシュート」という印象がありましたが、実際には期待値やスペーシングを考えると非常に合理的で、外を警戒させることで中の攻撃も成立しやすくなる構造が理解できました。アメリカンフットボールのスペースの考え方を取り入れている話も面白く、他競技の発想が突破口になることを感じました。
また、アーリーオフェンスやドリブル技術の進化も印象的でした。守備が整い切る前を狙うアーリーオフェンスは「半端に崩れた状態」を突くもので、完全な速攻とは違う難しさがある。ドリブルも、昔よりボール保持やギャザーの概念が曖昧になり、1ドリブルで大きく前進する技術が発展していると知り、観戦中に「今のはトラベリングでは?」と思っていた感覚にも納得がいきました。
ディフェンスは特に難しく感じました。オフェンス以上に組織的で、「何を止めるか」「何をあえて許すか」を選択しているのが現代バスケなのだと思います。3ポイント時代に合わせて守備も変化し、昔のボックスワンのような戦術が再評価されているのも興味深かったです。
さらに、ポイントガードが得点源になり、ポジションの概念が5つから「ボールハンドラー・ウイング・ビッグ」のような機能別へ変わっていることにも驚きました。今は全員がある程度何でもできることが求められ、身長だけでなくウイングスパンや機動力まで重要視される。ビッグマンですら3ポイントを打ち、リムランを行う時代であり、役割固定から総合力重視へ移行していることを感じます。
若手選手のレベル向上についても印象に残りました。昔の選手の技術や戦術、トレーニング理論が共有され、動画やデータ分析によって若い段階から高い技術を持つ選手が増えている。これは学問や受験勉強で、先人の積み重ねの上に立ってさらに高いレベルへ進んでいく構造とも似ているように思いました。
本書を通じて、NBAは単に「上手い選手が集まる場」ではなく、ルール・戦術・身体能力・データ分析・育成環境が相互に影響しながら進化し続ける世界なのだと感じました。同時に、役割の曖昧化やオールラウンダー化は、現代の仕事や社会の変化ともどこか重なって見えました。
Posted by ブクログ
最近勢いを増しているBリーグの観戦入門書。初めて本格的にバスケットボールを観戦する人をターゲットに、基本的な観戦マナーから戦術、数字の見方まで幅広く解説している。戦術や数字は難しいところもあるものの、どこに注目すればよいかという点では外せない要素であり、一歩先の観戦へ踏み込むための道しるべにもなっている。また、バスケットボール観が『スラムダンク』あたりで止まっている人にとっては今のバスケットボールは全く違う世界で戸惑ってしまうかもしれない。本書にはそういう人の視点での解説もあるので違いを知ることもできる。これからファンになる人、昔ファンだった人、そして今のファンと、すべての人に対してBリーグの面白さを伝えることでBリーグのファンを増やしたいという思いが伝わってくる。