2ちゃんねるの有名スレが元ネタな青春(?)小説。
純粋というにはあまりに一途すぎる恋を成就させた話。良く男の恋は名前をつけて保存、女の恋は上書き保存とは言うものの、13年間も初恋のたった一人を思い続けているフクダ(主人公・スレ主)はすげー変なやつ。
でもすげーわかる。わかる・・・この気持ちは童貞
...続きを読む心を失っていないすべての男子(本当に童貞かどうかは関係ない)が持ち合わせている気持ちなのだ。
それが成就することがほぼないというだけで、誰もが持っている思い。初恋のあの子は今どこで何をしているのだろうか・・・
本文中にあったこんな言葉をここで紹介しておきます。「まだ二回だ。二回目の再開・・・二回じゃまだ偶然だ。いいか、三回続いて、初めて奇跡なんだよ。だがな、三回続いたとき、もはやそれは奇跡と呼ばない。人はそれを・・・運命と呼ぶ・・・!」
偶然を、奇跡を、運命を叶えてしまった彼が本音を言えばめちゃくちゃ羨ましいし、妬ましい。
自分に起きない奇跡・運命がめちゃくちゃ悔しい。
でも世の中にこんな運命の話があってもいいよね・・・
すべての中学生の心を忘れていない男子、すべての運命を信じる女子、ぜひこの本を読んでみてください