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  • 習近平と永楽帝―中華帝国皇帝の野望―(新潮新書)
    3.5
    1巻836円 (税込)
    漢民族の最後の帝国であった明の3代目・永楽帝と習近平には、意外なほど共通点がある。権門出身という血統のよさ、権力掌握前の苦節、正統性を証明するため、政権創設者に範を取りつつ、前任者を超える政治実績を示すことを迫られた立ち位置、「法治」を掲げた苛烈な政敵排除や国内統制、政権の威光を高めるための対外拡張とアジア秩序構築への意欲――。歴史を踏まえると見えてくる、現代中国の核心に迫る。

ユーザーレビュー

  • 習近平と永楽帝―中華帝国皇帝の野望―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    明の三代目永楽帝と習近平の共通点を次のように列挙してるのがなかなか明快。
    ①権門出身という家柄
    ②権力掌握までの苦難
    ③政権創設者への崇拝
    ④前任者を超える実績作り
    ⑤法治による統制・政敵排除
    ⑥対外拡張による権威固め

    習近平の末弟が習遠平っていうのは知らなかった。平は北京(北平)との由。

    0
    2017年11月23日
  • 習近平と永楽帝―中華帝国皇帝の野望―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    習近平を読み解く為の永楽帝なのか、漢民族王朝を読み解く為の習近平と永楽帝の対比なのか、あるいは台湾に逃れた国民党政権と共産党政権の共通項から漢民族王朝の権力構造に迫るのか、その辺が曖昧というか、いろいろな面で読み解ける面もあるモノの…

    手段と目的が不明確な印象派あるモノの、
    ・習近平の粛清の手段として使われた『汚職追放』が、権力維持の手法として、叔斉に主に使われる組織では無い組織を用いているが、永楽帝にその前例をみることが出来る。
    ・中華民国時代の五権(立法・行政・司法・監察・人事)と同様に、中国共産党政権も『監察』を重視している等の、中華民国への先祖返りが(冷戦終結後の民族主義傾向下におい

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    2018年10月14日

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