作品一覧

ユーザーレビュー

  • カリブ海の旧イギリス領を知るための60章

    Posted by ブクログ

    初めて出会ったテーマです。
    読み手である私に完全に理解する力は不足しているものの、執筆された先生方の熱量とできるだけ伝えたいという気持ちに感謝します。
    カリブの島々のいろいろな由来を持つ人々の歴史と思い、イギリスに渡った人の歴史と思い、それぞれの地で2世、3世となった人の歴史と思い、様々な点で考えさせられました。

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    2025年07月08日
  • 女教師たちの世界一周 ――小公女セーラからブラック・フェミニズムまで

    Posted by ブクログ

    まえがきが最高。著者は1980年代には公立中学で先生をしていたのだけど、そこで「わきまえない女教師」に出会う。このエピソードがかっこいい。周囲をフィジカルな力で支配することの愚。それとは真逆のアプローチをとった女性の先輩の「女教師ぶり」に心底感動した、とある。2010年代に女教師の仲間入りをしたわたくしとしても、わきまえない姿勢を学びたい。

    子供の頃に読んだ『小公女セーラ』や『赤毛のアン』には女性の先生が登場する。前者の先生は超意地悪だった。アンは、すぐに結婚した親友のダイアナとは違って、男子に混ざって進学するし、志半ばで帰郷したのちは学校の先生になる。どうやら、イギリス産業革命後のミドルク

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    2022年09月24日
  • 女教師たちの世界一周 ――小公女セーラからブラック・フェミニズムまで

    Posted by ブクログ

     19世紀半ばのイギリス、ミドルクラスの女性が働いてもレディの体裁を保てるほぼ唯一の職業であった「女教師」を巡る物語。

     第一章では、『ジェイン・エア』と『小公女』を取り上げ、作者自らの女学校体験が投影された場面を素材にしつつ、誕生当時の女子教育の有り様を描く。
     第二章は、狭いイギリス本国ではキャリアを活かせないと、植民地インドや自治領カナダで羽ばたくことを夢見た女教師の活動と限界を描く。そしてそう、『赤毛のアン』の主人公、アン・シャーリーは女教師だったのだ。
     第三章は、女子参政権運動の盛り上がりの時期に女子中等教育が完成の時期にあったことに触れつつ、第一次世界大戦後、大英帝国が衰退に差

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    2023年01月17日

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