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  • 金融サービスの未来 社会的責任を問う
    4.0
    1巻990円 (税込)
    新しい金融技術が導入され,地方銀行の吸収・合併が進む中,金融サービスはその姿を大きく変えつつある.本書では,スルガ銀行事件,ゆうちょ銀行事件など過去の重大不祥事を検証し,さらに暗号通貨やオンライン融資など,最前線の動向を平易に解説.銀行が社会の一員として本来果たすべき金融的役割とは何かを考察する.

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ユーザーレビュー

  • 金融サービスの未来 社会的責任を問う

    Posted by ブクログ

     本著は主に、銀行に対する資金の貸し手である預金者が、銀行が勧めた金融商品によって、本来なら守られる預金者の資産に実際は損失が生じることになった、1990年代末から実施された金融ビッグバンによる規制緩和から生じた欠陥の批判を軸に、これからの商業銀行のサービスを預金者視点から改善するべく提言を行っている。

     それと付随して融資業務の改革案も提言している。資金の主な借り手である中小企業は融資以外の求めるサービスとして、取引先の紹介や、財務のコンサルタントを求めているという。

     私は金融業の実務について知りえない立場の人間であるので、詳細を知らずに言うが、借り手である中小企業は、金融機関のい

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    2024年08月14日
  • 金融サービスの未来 社会的責任を問う

    Posted by ブクログ

    この人は銀行が嫌いなんだろうなと言うことがひしひしと伝わる本。主張も平板かつそんなことならもうやってるよね、というようなものが多く、良書ではない。

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    2022年03月12日
  • 金融サービスの未来 社会的責任を問う

    Posted by ブクログ

    銀行業界への提言の是非は知るすべもないが、積年の恨みのごとく不満を実証的にぶつける様は、こういった新書の読み口としては楽しい。
    ユーザー目線の問題提起が多いのもあって、体感的に読みやすく以前読んだ「金融広告を読む」の形式をより総括的に扱った感じ。

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    2024年04月07日
  • 金融サービスの未来 社会的責任を問う

    Posted by ブクログ

    日本の金融機関、特に銀行を中心として日本の金融未来について程よくまとめられている。
    前半は金融機関の不祥事を中心に記載されていて、日本の金融機関がいかに消費者のリテラシーの低さにつけ込んで稼いできたかが論じられていて、企業としての社会的責任感の希薄さ、金融機関として稼ぐ力の弱さを痛感する。
    一方で後半ではこれからの金融機関が取り組むべき新しい商品について述べられていて、その中でも特に中小企業のマッチングサービス、クラウドファンディングとの接続は興味深かった。いち地銀に留まらず、全国・銀行横断的にマッチングできればニーズとしても高いと思われ、上手くコンソーシアムを形成してプラットフォームと精度の

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    2022年10月15日
  • 金融サービスの未来 社会的責任を問う

    Posted by ブクログ

    著者はかねてより庶民の金融リテラシーを高めるために力を注いできた。本書はその一環であり、金融の世界で働いている人を対象にしたものではない(とてもやさしい脚注がそれを示している)。

    私は金融機関で働いていた(また、そのことに誇りを持っていた)が、スルガ銀行、商工中金、かんぽ生命(保険料二重徴収)の不祥事に接して、「半沢直樹はどこへ行った!」と慨嘆した。スルガ銀行では「数字ができないなら、ビルから飛び降りろ」とのパワハラがあったとの報道に絶句した。そのスルガ銀行を森金融庁長官は「地銀の優等生」と持ち上げていたのだからお粗末極まりない。また、郵政民営化で郵便局を信頼している高齢者が騙されるのではな

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    2022年05月08日

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