作品一覧

  • 日本水商売協会 ──コロナ禍の「夜の街」を支えて
    4.0
    1巻880円 (税込)
    2020年4月9日。日本水商売協会代表理事の甲賀香織は、銀座や歌舞伎町のクラブ経営者らと共に、自民党本部を訪れた。新型コロナウイルス感染症対策として行われる様々な助成から、接待飲食業──水商売を除外する方針に抗議するためだ。「水商売が一般企業と同様に、ビジネスとして認められるようにしたい」「働く女性たちが色眼鏡で見られないようにしたい」こんな思いで設立された日本水商売協会が、思わぬ形で注目された瞬間だった。コロナ禍で明らかになった差別から、成長産業としての魅力まで、知られざる水商売の世界を描く。

ユーザーレビュー

  • 日本水商売協会 ──コロナ禍の「夜の街」を支えて

    Posted by ブクログ

    まじめに法定通り水商売に取り組んでいる人たちが色々な差別を受けながらも前向きに業界を良くしようと行動している話。正直者が損をみるという実状は他の業界でもザラにありそう。第4章の業界人のエピソードはおもしろかった。

    0
    2022年07月14日
  • 日本水商売協会 ──コロナ禍の「夜の街」を支えて

    Posted by ブクログ

    タイトルは何かの比喩かと思ったら、実在の一般社団法人だった。あるんですね。
    接待飲食業界の業界団体で、接待飲食業界とはクラブ、キャバクラ、スナック、ショーパブなどがそれにあたる。性風俗業界は含まれない。
    コロナ禍の際、飲食業界には助成金が支給されたが、接待飲食業界は除外された。それへの抗議が、この団体の最初の政治的な働きかけだったらしい。
    この業界に対する一般の理解は無く、著者が危惧する通りの偏見にまみれた読者の一人としては、「そりゃそうだ」と思い知らされる一冊だ。

    0
    2022年04月16日

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