村上勝彦の作品一覧
「村上勝彦」の「進駐軍向け特殊慰安所RAA」「政治介入されるテレビ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「村上勝彦」の「進駐軍向け特殊慰安所RAA」「政治介入されるテレビ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
RAAが題材に掲げられているが、
日本の歴史とは、世界の歴史とは、政府とは、戦争とは、人権とは、民間人とは、
春を売るとは、春を買うとは‥
など、
考えさせることが多岐に渡り、
興味深い一冊だった。
馬鹿正直に生きたい私は、
かねてから、
本音と建前で成り立つ世の中に疑問を覚えているけれど、
更に世の中の様々な仕組みに対する疑心感が強くなった。
好奇心から手に取った本でしたが、
「考える力」を刺激されるいい本でした!
読み返したい!
筆者は
「RAAはよくない」というお立場で本書を執筆していますが、
あえてニュートラルな立場で読みことをおすすめします。
Posted by ブクログ
敗戦後日本政府は、進駐軍向けの慰安施設を設置することを決定し、その旨の秘密指示を全国知事宛てに指令した。そうして作られたのが、特殊慰安所RAA(Recreation &Amusemennt Assotiation)である。
本書は、そうした慰安所設置に至る経緯、女性募集や待遇、性病予防の観点から米軍の立入禁止となり閉鎖に至る終焉までを簡潔にまとめている。
それにしても、当該指令が出されたのが8月18日、敗戦からわずか3日後である。いかに為政者が進駐軍を、そしてその乱暴を恐れていたかが分かろうというもの。もちろん終戦直後のソ連軍の暴行を始め各国軍隊でも起こっていたことではあるが、特にそ
Posted by ブクログ
戦後日本の負の遺産RAAについて取材した本。
正直、日本人として知りたくなかった歴史。でも、良い部分も悪い部分も含めて受け入れることが、祖国を知るということ。
慰安婦問題に興味がある人、パンパンを知っている人でもRAAのことは知らないのではないか。と思えるほど、RAAのことは世に知られていない。それだけ闇が深いからなのか。。
それにしても、8月15日の終戦からわずか3日にして早くも日本政府が、それも敵国だった米軍向けの慰安所設置に動くのは、現代的価値観からすると異様である。
まず何よりもそこなの?という感じがする。
恐らくその背景には、南京をはじめアジア各地で盛んに日本軍が強姦を行った実態が