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  • とうもろこし倉の幽霊
    値引きあり
    4.0
    1巻1,045円 (税込)
    爺さん犬のシェップがとうもろこし倉に近づかないのは、幽霊を見たことがあるからだよ――ある農村でまことしやかに語られる幽霊譚を少年ふたりがたしかめようとする表題作など、全9篇を収録。全篇初邦訳、奇想の王たるラファティが贈るとっておきの伝奇集。

ユーザーレビュー

  • とうもろこし倉の幽霊

    Posted by ブクログ

    老犬を怯えさせる幽霊の真偽をめぐって田舎町で論争が起こる表題作ほか、すべて初訳の9篇を収録した短篇集。


    牧眞司・編の『町かどの穴』『ファニーフィンガーズ』はエンタメ色が強いラインナップだが、井上央が編訳した本書はラファティの思想が浮かび上がるよう設計されている感じ。特にカトリシズムと反ダーウィニズムが色濃く反映された神話的なムードの作品に魅せられた。以下、気に入った作品の感想。

    ◆「下に隠れたあの人」
    最初クリストファー・プリーストの『魔術師』みたいにマジシャンの業を描くのかと思っていたら、違うテーマに枝分かれしていった。ドリアン・グレイの変奏って感じか。エンターテイメントというものを考

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    2024年07月20日
  • とうもろこし倉の幽霊

    Posted by ブクログ

    時に、SF小説は「言葉の遊び」となる(あくまで私だけ?)。
    書いてある内容や単語一つ一つに、特別な意味を考える必要なく、音とリズムで淡々と読み進める。

    この人の文章は、そうとしか思えないことが、往々にしてある。
    センス?と理解して先へ進むことにする。

    そうして先へ進んでいくと……あ、終わった。
    むぅーん、わっかりませーん。

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    2024年05月17日

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