現代のマンガにおいてヤクザ絡みのストーリーと言われて思い浮かぶのは、闇金ウシジマくんみたいに、よく知らないものを想像力だけで描いた結果一周回ってリアリティの無いメルヘンな少女漫画になってしまったものか、そうでなければ読者を選ぶBLか…というのが個人的な印象だけど、このマンガはそのどちらでもない。素晴らしい。誰かが描いたものと同じ物なら描く意味なんてない。主人公の平凡な学校の教師が妹を見つけるためにどんな悪い事でもやってのける、というストーリーはブレイキング・バッドを彷彿とさせるところがあって個人的にとても期待しています。