サラ・スタンリー・ファラーの作品一覧
「サラ・スタンリー・ファラー」の「その後のとなりの億万長者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「サラ・スタンリー・ファラー」の「その後のとなりの億万長者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
前作「となりの億万長者」の続編。なんと前作の著者は飲酒運転の交通事故に巻き込まれて亡くなったとのことで、本書は娘が執筆している。
前作から30年経ち、時代も環境も大きく変わったため、億万長者の実態も変わったのでは?という疑問に答えるのが本書。
本書の結論としては、30年経った現在でもとなりの億万長者は健在であり、むしろFIREブームにより、アメリカでは億万長者が増えている。それも成り金のような億万長者ではなく、前作に登場したような質素倹約で一見するとお金持ちに見えないような、となりの億万長者が増えているのである。
本書では一貫して、収入=資産ではないと主張されている。収入がどんなに高くてもその分消費していれば、資産はいつまで経っても築かれないのであり、億万長者になることはない。億万長者になるためには、収入を富へと転換すること、消費に関して一貫性と規律ある質素な行動が大切なのである。
また、本書の調査の中で、愛情あふれる家庭で育った方が将来、億万長者になる可能性が高くなることが分かっている。両親の倹約ぶりや資金管理の習慣は、子どもたちにそのまま引き継がれる可能性が高い。逆に超消費主義の両親に育てられた子どもは超消費主義になる傾向にある。
前作にも書かれていたが、子どもに対しては親が裕福であるとを気付かせないことが鍵となる。
離婚によって、77%の富が減少すると言われている。離婚や引越し、財産分与や別れた子どもの養育費は、不幸で予定外の出費である。更にこれらの出費が将来的にリターンをもたらす可能性は低いと言える。
安定した婚姻関係は、それだけで資産である。
基本的に前作と同じ内容の繰り返しであり、同意できるところも多いが、1点だけ、学歴と資産家であることに相関関係はないという点が引っかかった。
アメリカは日本以上に学歴社会と思われるが、本当に資産家との間に相関関係はないのだろうか。
高学歴であると高収入の仕事に就く可能性は高くなるが、高消費型高収入になってしまい、資産家にはなれないということなのかもしれない。
億万長者になるための旅は、目的地に到着した時よりも、その旅路の方がはるかに大きな誇りと満足感を与えてくれる。どんなに大きなオークの木でさえも、小さなどんぐりから始まる。
相続や宝くじで億万長者になった人は、この経験が欠落しているため、あっという間に資産を減らしてしまう傾向にある。