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  • 国際貿易法入門 ──WTOとFTAの共存へ
    4.0
    1巻880円 (税込)
    戦後すぐの「関税と貿易に関する一般協定(GATT)」で国際貿易法は確立し、世界貿易機関(WTO)が1995年に発足したが、近年ではWTOは弱体化し、自由貿易協定(FTA)が増加している。そのことを踏まえて、日本が関与している主だったFTAとして、TPPや日EU・EPA、RCEP、日米貿易協定を詳しく解説。最後にWTOとFTAが共存する新時代の国際貿易体制を提示し、日本を取り巻く国際環境の変化を見すえつつ解説する。ビジネスにも役立つ国際貿易法入門。

ユーザーレビュー

  • 国際貿易法入門 ──WTOとFTAの共存へ

    Posted by ブクログ

    貿易の研究者による、国際貿易管理についてまとめたもの。国際貿易はGATTやWTOという国際機関を中心に管理されてきたが、近年はFTAやTPPなどの別の枠組みによっても規律され、管理体制が複雑化している。そのような状況を、学術的にわかりやすく、丁寧にまとめている。国や地域による考え方の違いや、体制の問題点を的確に指摘しており、実態を理解することができた。勉強になった一冊。

    「保護主義は、効率の悪い産業を延命させる、あるいは、外国との信頼関係を悪化させるなどの弊害をもたらす」p9
    「(GATT(WTO)の理念)「最恵国待遇」という原則が明記され、関税など貿易に影響を与える措置は、すべての協定参

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    2021年09月15日

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