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  • 警視庁殺人犯捜査第五係 少女たちの戒律
    4.5
    1巻979円 (税込)
    少女たちは何を怖れ、何を隠したのか? 東京都武蔵野市、吉祥寺駅付近で、二十歳前後と見られる女性の殺人遺体が発見された。 警視庁殺人犯捜査第五係の辻岡朋泰警部補ら捜査員は身元調査に奔走するも、思うに任せず、焦燥に駆られる。 が、ついに大学二年生の小池聡美と判明。 娘と連絡が取れず、心配していた母親が偶然報道を見て、捜査本部に問い合わせてきたのだ。 色めき立つ捜査本部だったが、以後も捜査は難航し、辻岡らは苦悩する。 悪戦苦闘の末、ようやくフリージャーナリストの佐藤公章が容疑者として浮かび上がってきた。 被害者の故郷である岐阜県で六年前に起こった、有名な冤罪事件と、その発端となった女子中学生殺人事件に関係していたらしいのだ。 思いも寄らぬ方向に捜査の目を向けざるをえなくなった辻岡ら捜査陣に、新たな壁が立ち塞がる。 序盤から結末まで息詰まる、警察本格ミステリー。

ユーザーレビュー

  • 警視庁殺人犯捜査第五係 少女たちの戒律

    Posted by ブクログ

    警視庁の捜査員を主人公とする事件モノの小説ということになる。
    中心視点人物となるのは辻岡刑事だ。警視庁の捜査一課の刑事で、各署に設けられる事件の捜査本部へ派遣されて、所轄の刑事と組んで行動、または同じ係の捜査員と共に行動ということになる。
    物語は、吉祥寺の街で聴き込み捜査を進める辻岡刑事達の動きという辺りから始まる。若い女性の絞殺死体が発見されたのだったが、その死体の身元が不明という状況だった。辻岡刑事を含む捜査員達は、その身元に繋がる情報を得ようと必死だったのだ。
    やがて死んだ女性は岐阜県出身で都下の大学に学ぶ学生であるということが判明した。そして、死んだ大学生が中学生であった頃、地元で同じ

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    2022年07月28日
  • 警視庁殺人犯捜査第五係 少女たちの戒律

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    身元不明の絞殺体がきっかけで明らかになる闇に葬られた事件。

    絞殺体は岐阜出身の女子大生。小学生の頃にマニピュレータ系の同級生に操られた地元の有力者の御曹司でもある教育実習生にレイプされ、その様子を動画に撮られる。被害者は他に2人。

    中学校に進学するときにバラバラになるも、マニピュレータは御曹司から引っ張った資金力を基に地元の不良グループとダラダラ。かつてのレイプ動画被害者は動画を保存したメディアを盗み出し、かつて知り合った人に渡す。その人が冤罪事件で捕まっていた人。
    マニピュレータは動画のメディアを奪い返すよう家出少女を使うも、家出少女は不良グループから抜け出す交渉材料にする。切れたマニピ

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    2021年09月20日

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