杉本りえの作品一覧
「杉本りえ」の「明日は海からやってくる」「100年の木の下で」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「杉本りえ」の「明日は海からやってくる」「100年の木の下で」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
大きな栗の木の下にある祖母の家の歴史。
年末年始に祖母の家に遊びに来た孫の千尋、12歳。
立て続けに亡くなった曽祖母ハルの兄弟のために作られたお地蔵さま。
祖母律が子供の頃に出会った祖父との思い出と栗の木。
家出した律の行方を叔母と探した母さつき。
祖父が入院していることへの不安と肖像画を書いた叔母の桐子。
長い年月を家族の成長と共に過ごしてきた家と栗の木とお地蔵さまに想いを馳せる千尋。
歴史を感じる話。時代が変わるから、読み慣れない子にはちょっと難易度高いのかな。
でも家系図もあるし、女子が読んだら面白いと思うのかな。
高学年向けだね。
Posted by ブクログ
島で暮らす少年、竜太は祖父、父と代々続く漁師の仕事を継ぐ気でいる。しかし、島を出ていた兄・航平が戻ってきて漁師の仕事を始めたり、都会から島に越して来た同級生・灯子に惹かれていくうちに自分の生き方を自問する…
都会の子にこそ読んで欲しい物語。きっここんな世界は想像もつかない、もしかしたら読んでもこの「島」という環境に生きるということはこういうことなのだ、と理解できないかもしれない。けど、だからこそ手渡したい、一言添えて手渡したい物語。何もかもを手に入れるために生きることはできない、けど足りないことを嘆く必要も無いし、そういう生き方でも幸せに生きられる。そういう生き方をこの本で知って欲しい。