AI研究者が、AIの振る舞いについて述べた本です。
AIについての解説書、というよりも、AIに様々な機械学習をさせた結果を共有します、という姿勢で書かれた本だと思いました(もともとは著者によるブログで、それが本になったようです)。
もともとがブログなせいか、同じようなネタも多く、クドイ印象です。
...続きを読むそして、とくに前半は、「ゴキブリ」という単語がやたらと出てきて、読んでいて、あまり気持ちのいい本ではないように思いました。
得るものはあまりありませんでしたが、「AIは、課題が狭いほど、人間が意図した通りの振る舞いをする可能性が高い」こと、それゆえ「汎用AIをつくるのは、とてつもなく難しい」こと、「もし、汎用AIをつくるならば、特化型AIを組み合わせて、社会性昆虫に似たようなものになるかも」といったあたりは、なるほど、と思いながら読みました。
ちなみに、この本を読みながら、「世の中には、学習の仕方がAIに似た人がいるなぁ」などと思ったりもしました。
そういう人に対しては、AIだと思って接することで、ストレスを軽減できるかもしれないので、ダメもとで実践してみようと思います。