文縞絵斗の作品一覧

「文縞絵斗」の「依存」「葛藤」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 依存
    3.0
    1巻1,826円 (税込)
    カバーイラストはリトルサンダー氏の描きおろし!! 島田荘司選 第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作!  未婚の母として息子と二人で暮らしていた香奈枝は友人の紹介で、恭一と出会った。高校生の息子・真斗 にも気を遣ってくれる恭一とデートを重ねるたび、心が惹かれる香奈枝。やがてお腹に恭一との子が宿ったことがわかり二人はめでたく結婚する。これからは親子4人で幸せに暮らしていけると思っていた矢先、恭一が何者かに刺殺された。死の直前救急隊員に恭一は「知らない男に刺された」と言っていたが犯行声明から香奈枝は真斗が犯人ではないかと疑いを持つ……。 「達意の文体と、ミステリー畑には貴重な文芸センスの人間描写によって、上手な混乱を殺人のドラマに持ち込んだ、優れた作例である」(島田荘司氏の選評より) 【目次】 ・プロローグ ・第一章 守らなければならないもの ・第二章 早まるな! ・第三章 スクープ ・第四章 贖罪 ・エピローグ
  • 葛藤
    3.0
    1巻1,771円 (税込)
    愛して、恨んで、それが人。 生まれたばかりの我が子を誘拐され、失意を拭えぬまま夫婦だけの生活を続けてきた三好紗英は、16年後ある女子高生と出会う。少女は誘拐された自分の娘なのではないか? しかし、たとえ我が子だったとしても、今さら名乗り出ては少女を混乱させ心に傷を負わせてしまうかもしれない。 少女の幸せと、喪失を抱え生きてきた自分の希望を天秤にかけ、紗英がとった行動は……。

ユーザーレビュー

  • 依存

    Posted by ブクログ

    たしか湊かなえのエッセイで話題に出た本。ミステリーは頭で直ぐに犯人を特定したくなるけど、進む事に一筋縄ではない事件で、親子の愛が絡んだ複雑な話で面白かった。

    0
    2024年05月13日
  • 葛藤

    Posted by ブクログ

    『依存』で第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した文縞絵斗さんの受賞後第一作目の作品。

    乳児が殺められてしまうプロローグから衝撃的。

    物語はそこから一転。
    結婚8年目で授かった娘・芽依の生後一ヶ月の御宮参りの場面へ移行する。

    夫の両親を交え五人揃っての平和な場面に和んでいたのもつかの間、夫が目を離した隙に芽依は誘拐されてしまう。

    目まぐるしい展開に気持ちが揺さぶられまくり。

    誘拐事件の真相は大方予想通りだったが、冒頭の乳児殺しの犯人は想定外。
    洗練されているとは言い難い文章だがリーダビリティが高く一気読み。

    0
    2023年02月18日
  • 依存

    Posted by ブクログ

    ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作品。

    高校生の息子・真斗と二人暮らしの香奈枝は、友人の紹介で知り合った恭一と結婚する。
    お腹に新しい命が宿った矢先、恭一が何者かに刺殺されネットには犯行声明の様なカキコミが。

    息子の真斗が犯人なのではないかと疑いを持った香奈枝はある行動に出る。

    犯人探しのミステリーに、母と息子の共依存を掛け合わせた物語。

    デビュー作とあって、所々、文章にあかぬけない感じはあったものの、リーダビリティが高く終盤の二転三転は楽しめた。

    最後の最後がやや冗長した点と内容と装丁のミスマッチは勿体ない。

    0
    2023年02月19日
  • 依存

    Posted by ブクログ

    犯人は誰なのか?
    二転三転して面白かった。
    大切な決断をくだすのが早すぎる。
    もっと話し合ってゆっくり決めればいいのに。
    恋人親子。息子が1番っていうのはわかる。

    0
    2021年12月16日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!