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  • SDGs 危機の時代の羅針盤

    SDGs 危機の時代の羅針盤

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,056円 (税込)
    地球1個分のキャパシティを超えない「続く世界」を目指す17のゴール.2030年の期限まで10年を切り,パンデミック下の今こそ,危機の時代の羅針盤としてその真価が問われている.日本政府の交渉官と開発・環境関係のNGO代表とが,SDGsのイロハ,交渉秘話,SDGsの現状,プロが見たその強みと展望などを漏れなく紹介する.

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ユーザーレビュー

  • SDGs 危機の時代の羅針盤

    Posted by ブクログ

    SDGsがどのような交渉過程を経て、2015年9月25日に成立したかなどを、日本の首席交渉官だった南さんとNGOの取りまとめ役として政府との交渉に関わった稲葉さんによる共著で書かれていた。SDGsはコロンビアの1人の役人がまず訴えたことから始まり、ゴールの数や内容で途上国や先進国の主張のぶつかり合いなど、多くの交渉と妥協を経ていたことがとてもわかった。外交をやっている中での、作者の感情も綴られていて、意外とガチガチではなくお互い様子を見ながら交渉していることがわかり面白いかった。
    SDGsは2030年までなので意外と時間はないが、少しでも何か貢献できたら嬉しい。

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    2022年01月26日
  • SDGs 危機の時代の羅針盤

    Posted by ブクログ

    国内も海外も悲鳴をあげたくなる地域がある。打開に取り組もうと尽力される方の声や知恵は凄いものだと感じる出来事(事例)を本書でいくつか知った。本当は入門書的な本を手にしたかったのだが、結果として頭より胸で感じた良質なSDGs読本だった◎

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    2021年10月02日
  • SDGs 危機の時代の羅針盤

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本政府の元SDGs交渉官である南氏と、現役NGO職員で民間セクターからSDGs策定に貢献した稲場氏の共著。稲場氏には前職でお世話になったこともあり、本を物したと聞いて即購入。

    南氏の立場と経験を活かし、SDGsの成り立ちや交渉の裏話を楽しむことができるのが面白い点の一つ。他のSDGs解説の本では、こういった各国のSDGs策定における思惑や経緯を知ることは難しいと思われる。
    中盤以降は、稲葉氏と南氏の人脈や経験に基づく、SDGs達成に向けた様々なアクターの取り組みの実例が紹介されていく。SDGsを絵空事にしないためには、地方自治体や個人といった「下からの力」が必要なのだということがよく分かる。
    終盤では、SDGsのうち主だったゴールを達成するためのヒントや視点についてまとめられている。著者2名が冒頭で断っている通り、17のゴールすべてについて扱うのは難しいということで、取り上げられているのは半数程度。元々、SDGsのゴールやターゲットは膨大なので致し方ないところもあるが、ページ数が増えて価格が上がってしまったとしても、もう少しだけ多くのテーマを取り上げてほしかった、という気持ちもある。

    COVID-19以降に出版されたこともあり、今、人類が直面している「新しい危機」と、2020年以前から存在していた「古い危機」とを、SDGsを軸に繋ぎ合わせ、関連づけて考えることができるように工夫されている。概論に留まるところもややあるが、2020年末時点のSDGs入門書・概説書としては最良の部類に入るのではないか。

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    2020年12月30日
  • SDGs 危機の時代の羅針盤

    Posted by ブクログ

    ここ数年「SDGs」という言葉をよく耳にする。私の職場でもSDGsの取り組み例を募集!みたいな案内が来ていたっけ。
    SDGsは「持続可能な開発目標」と翻訳されるものだが、2030年を期限とする17のゴールと169のターゲット、および232の指標を示して、地球の再生能力を超えない持続可能な世界を目指すという国際的な取り組みである。
    本書はSDGsの概要、日本での取り組みなどが簡潔にまとめられているので、大人向けではあるけれども入門書としてはよく整理されていると思う。
    SDGsをテーマにした本が数多く出版されている中で、本書のオリジナリティとして挙げたいのは、日本政府代表として国連で交渉にあたった当事者である著者が、合意文書の採択に向けた交渉過程の舞台裏を明らかにしている部分で、ここが一番面白く読めた。
    まあ個人的には、SDGsの目指す方向性は疑いなく正しいという暗黙の大前提のうえで書かれているので、SDGsの理念に対して批判的な視点があまり見られないところは物足りないところではある。個々の内容を掘り下げていくと結構ツッコミどころはあるように思われ、本書の不足分を埋めるために別の本も読んでみたのだけれど・・・。(続く)

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    2022年11月29日
  • SDGs 危機の時代の羅針盤

    Posted by ブクログ

    SDGs策定までの道のりや、SDGsの活用例等が掲載されている。
    個人的に面白いと感じたのはSDGsのそれぞれのゴールの関連性と地方創生のお話である。SDGsのそれぞれのゴールは相関しているが、それはあまり世の中に周知されていない感覚がある。SDGsの投資基準等の概念であるESGでは、Eの環境問題への取り組みや脱炭素に関しては理解できるのであるが、Sの不平等の是正や、GのガバナンスがEにすぐには結びつかないと考える人もいるであろう。本書では、この部分についてレジリエンスを高めるためと説明している。資源が不均等、非効率に配分されている社会は、気候変動などの地球の限界に関わる危機や急性感染症などのその他のグローバルな危機に対して弾力性や回復力が十分にない、脆弱性を抱えた社会である。Eに取り組む前提として、SやGが必要であるという考え方である。ESGはこれまで不可視であったが重要と考えられていた概念を言葉にしたものである。私の好きな宇沢弘文氏は『自動車の社会的費用』の中で、何十年も前から、カーボンプライシングについて言及しているし、『社会的共通資本』でもSの在り方について述べている。資本主義はこれまで外部を作り出し、外部にコストを移転することで成長してきた。兼ねてより公害問題等は外部不経済と言われてきたが、我々の生きる世界に外部は存在しない。経済学における外部とは数値化できないというだけのことである。環境問題は危機的な状況であり、今後日本でも気温上昇により熱帯地域での感染症等が発生する可能性もある。そうした危機の時代の中で、社会が立ち向かうためにはレジリエンスが必要であり、レジリエンスを高めるためには根本的な不平等の是正や情報の開示が求められている。
    地方創生と言う観点であるが、個人的な感覚としてはローカリゼーションとグローバリゼーションはウロボロスの蛇のように、突き詰めると繋がってくるのではないかと感じた。地方における社会課題の解決に、SDGsの言葉を当てはめて進めている地方自治体もある。国家という枠組みの中では解決できていない概念は地方ではあきらめられていたが、SDGsという言葉を活用することで世界性をもった取り組みになるというある種逆説的な動きにはミュニシパリズムの流れも感じる。

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    2022年03月13日

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