日経クロステック編集の作品一覧
「日経クロステック編集」の「富岳 世界4冠スパコンが日本を救う 圧倒的1位に輝いた国産技術の神髄」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「日経クロステック編集」の「富岳 世界4冠スパコンが日本を救う 圧倒的1位に輝いた国産技術の神髄」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
京のプロセッサがSPARKとは知らなかった。こんなん活用できるの??と思ってたら案の定、ビジネスの世界では活用されなかったようで退場。極めて日本的な失敗(ガラパゴス)だと思ったねー
その失敗を繰り返さないように、富嶽では使ってもらえることを最大限考えた上での開発となったのですね。それにしても中国の躍進は目覚ましい。最初はIntelプロセッサだったんだけど、天河2号では自前でプロセッサ作るんだもんなー。日米中で鎬を削っているけど、富士通がどこまでがんばれるだろうね。富嶽がエコシステム作れないと、次の開発のお金が続かなそう。ロマン感じました。しかし、IBM、GoogleとかのメガITカンパニーの資
Posted by ブクログ
2021年に共用を開始した、「ポスト京」スパコン、富岳の開発史をたどる。「2位じゃだめなんでしょうか」で揺れた京コンピュータの開発から、その次世代機へ。富岳の開発では、京の経験が多々生かされている。アプリケーション・ファーストの開発体制、商用機としての普及を目指したArm命令セットの採用、大規模システムを維持してゆくのに不可欠な省電力化など。開発者へのインタービューも交えながら、日本のスパコン開発体制の現在地を探る。
富岳以外の国産スパコンの情勢についても触れる。PEZYの快進撃と社長の逮捕による失速。Preferred NetworkによるAI用マシンの画期的な成功。両社の明暗を分けたもの
Posted by ブクログ
日本の辿ってきたスパコンの歴史が京を始めとして比較的詳細に乗っています。事実として、スパコン自体が国家だけのプロジェクトではなくなっていること。だからといって全てをベンチャー企業や、大手IT企業に任せることの危険性、それらが示された実例など、日経系の書物に載せられた記事を基本として、事細かに迫った本であったと思います。
日本の技術力に感心する一方で、ただただ楽観視しているだけでは取り残されてしまう。国民全員が持つ既知の事実を正しく取り上げている本だったと考えます。
特に最後の量子コンピューティングの最前線のお話には、学ぶところも多かったと思います。
但し、表層的なことを学ぶのが本書を読む目的で
Posted by ブクログ
スパコンと言えば、民主党政権時代の「2位じゃダメなんですか?」発言。本書でも冒頭で取り上げられている。しかしそれを恨み言として取り上げているのではなく、その発言の前後の言葉も含めた真意に触れており、産業や研究にどのように役立てることができるか、に力点を置いている。
蓮舫議員の発言も、本来は「スパコンの性能を実利に生かすために最適な性能とそれにかける適正費用があるのでは」が真意だったようだ。メディアの切り取り方を鵜呑みにしてはいけない。
と言いつつ、本書の大半は「京」「富岳」やその後登場したスパコン、さらに凌駕する量子コンピュータなどの技術に紙面を割いている。こうした技術とあまり関係ない世界