作品一覧

  • ファニー 13歳の指揮官
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    しっかりしなきゃ.わたしが泣いたら,だれが小さい子たちをなぐさめるの?――第二次世界大戦時,ナチスドイツ支配下のフランスから,子どもたちだけでスイスの国境をめざした,ユダヤ人少女の驚くべき実体験.命がけの逃避行と,手をさしのべてくれた人たちの記憶を鮮明に物語る.映画『少女ファニーと運命の旅』の原作本.

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ユーザーレビュー

  • ファニー 13歳の指揮官

    Posted by ブクログ

    この本もナチス・ドイツによるホロコーストを描いた作品。3人姉妹の長女ファニーは、9歳の時、ユダヤ人というだけの理由で父親が逮捕されてしまう。その後フランス国内のいろいろな児童収容施設を転々とするが、13歳になった年にフランス国内も危ないとわかって子どもたちだけスイスに逃げることになる。ひょんなことから幼い子ども達を引き連れてスイス国境を目指す。彼女はリーダーシップを発揮し、危機を回避するため機転を利かせて、一行揃ってスイス国内へと非難していく。手に汗にぎる展開だが、ユダヤ人というだけで命が脅かされる理不尽さ、また13歳でリーダ-を背負わされる運命に、戦争の愚かさを感じた。

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    2018年03月09日
  • ファニー 13歳の指揮官

    Posted by ブクログ

    これ作者が経験した実話なのですね。最後の方に登場人物のその後が書いてあって、あぁそうかぁと悲しくなったのだが、実話なのか。

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    2024年11月13日
  • ファニー 13歳の指揮官

    Posted by ブクログ

    ナチスの迫害からの逃避行する子どもたち。そのリーダーはわずか13歳のファニー。彼女の視点でドキュメンタリーのようにフランスからスイスを目指す日々が描かれます。
    自由に向かって、全力で走り抜ける場面に胸が震えました。

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    2022年06月27日
  • ファニー 13歳の指揮官

    Posted by ブクログ

    フランスに暮らしていた13歳の少女ファニーと二人の妹は、ユダヤ人の子どもたちを預かる「子どもの家」に行くことになった。パパとママが無事でいるかどうかも分からない中、ここにもナチの手が迫り、子どもたちだけでスイスに向け逃げ始めた。ファニーはリーダーとなり、仲間たちを誰一人見捨てず進み続けたが…。
    人気漫画『約束のネバーランド』はファンタジーだが、これは実話であり、ファニーの勇気は驚嘆に値する。

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    2018年01月14日
  • ファニー 13歳の指揮官

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第二次世界大戦前のフランス。生まれた国ドイツから逃げ、両親と二人の妹と暮らす9歳のユダヤ人、ファニーの家に警官が押し入り、父を連れ去った。危険を感じた母は、3人の娘たちを児童救済協会の子どもの家に預けることを決意する。彼女たちは、ドイツ軍の侵攻とともにフランス各地を転々とするが、最後は協会の手筈で、スイスへの国境超えを試みることに。ところが、引率の青年が途中で逃げ出してしまった。13歳のファニーは子どもたちを率いるリーダーという重責を負うことになる。

    ナチスから逃亡する子どもたちと、そのリーダーとなった少女の実話。

    ファニーを含めた子どもたちの奮闘ぶりに心揺さぶられる作品。実話であるだけに

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    2017年12月28日

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