高校卒業してアルバイトで入った吉野家でトップまで登り詰めた安部修仁氏が自身の吉野家での経験やコロナ禍で苦しむ外食業へのメッセージなどを書いた一冊。
吉野家でハードな経験を積んで倒産の危機やトップとしてもBSEなどを乗り越えてきた著者だからこそ書ける内容が多く書かれており刺激を受けました。
若い時の
...続きを読むハードワークや創業者である松田瑞穂氏との出会い、そこでの数々の薫陶を受けたことなどが著者を経営者として難局を乗り越えられた原動力になったのだと感じました。
また、松田氏はもちろんのこと管財人であった増岡氏とのエピソードも印象に残りました。
部下に対するマネジメントや経営者としての心構えなどリーダーとして経営者として長年経験を積まれた著者ならではのチームの運営術は学びになりました。
挑戦することや諦めないことなど基本的なことが改めて大事な局面においては大切であることを読んで感じました。
そして、このコロナという時代にこそ固い決意と諦めない気持ちを奮い立たせて挑戦することが道を切り拓くと感じた一冊でした。