リチャード・デイヴィスの作品一覧
「リチャード・デイヴィス」の「エクストリーム・エコノミー 大変革の時代に生きる経済、死ぬ経済」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「リチャード・デイヴィス」の「エクストリーム・エコノミー 大変革の時代に生きる経済、死ぬ経済」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
金融の専門家である大槻奈那氏の推薦書で、英国人経済学者が、世界の様々な状況にある地域経済について調査し書いた本。津波災害に襲われたアチェ、中東の難民キャンプのあるザータリ、ジャングルの不法開発が進められた南米のダリエン、繁栄と転落を経験しているグラスゴー、超高齢社会の先頭を行く秋田など、著者が極限の場所と言っている地域経済に焦点を当てている。繁栄や衰退には様々な要素が関連するわけだが、最終的には人と人とのつながりを中心とした力強い社会が形成されているか否かが決め手となるように感じた。勉強になった。
「敵は砲火と剣によって国を滅ぼし、その地にあった財産のほとんどを破壊するか奪い取っていく。民衆
Posted by ブクログ
物事の本質を知ろうとしたときに我々は往々にして2つのアプローチを取る。まずは平均的な物事を見て、次には平均とは対極にある極端な物事に目を向ける。極端な物事は往々にして単なる外れ値である可能性も高いが、平均では決して見られない本質を掴める可能性もある。
本書はその極端ーエクストリームーな9つの社会を見ることで、市場主義経済の本質に迫ろうとした論考である。
本書で描かれるのは、
・市場の再生ースマトラ沖津波から復興したインドネシアのアチェ、市場が自然発生したザータリ難民キャンプ独自の貨幣経済メカニズムが動くルイジアナ州立刑務所
・市場の失敗ー完全に国家から見放された中南米ダリエン地峡、賄賂のは
Posted by ブクログ
【人が集まれば】
数値に現れない経済は存在します。
特に政治が不安定な場所では経済を正確に集計できません。
しかし、経済が存在しないわけではなく経済活動は存在します。
どんな極地でも人が集まれば物々交換であれ経済は存在します。
栄枯盛衰はあるにしても人はどこでもいつでも力強く、しかもしぶとく生きていきます。ただ、ひとりではこれができないのです。
山奥に引きこもり自給自足で一人暮らしをしている人もいるかもしれませんが、ひとりでは限界があるのです。普通の人より3倍の能力をもつ人でも、普通の能力以下の100人には勝てないのです。人は集まり意識を共有することにより強大な力を得て、たくましく生きる