第10章 女性へ:顔見知りによるレイプを防ぐには
第11章 男性へ:変わることで得られるもの
この2章は特に心に留めておいた方がいいものだと思います。
女性へ:の中に、避けるべき男性として(女性が主体性で行動したり提案したりすると不機嫌になったり怒ったりする)(男性の家、アパートメントなど
...続きを読むに行くことを嫌がる女性をひどく非難する)など、レイプ犯になりうる兆候が書かれていますので、覚えておくと自分の身を守れる確率が上がると思います。
頁310 お膳立てをしないために では『遠慮がちであれという古き教えは忘れよう』とあります。男性のみの意見を聞くのではなく、女性の気持ちや意見をはっきり相手男性に伝える。伝えたうえで、男性が無理に行為を行おうとしたなら、大声で助けを求める、逃げる。「いい子」でいることをやめる。
タイトルにあるようにそれは、デートでもトキメキでもセックスでもありません。
この本を読んで思ったのは、沢山被害にあった人たちがいて、それも加害者を擁護し被害者を責める社会があること、それを苦に自殺してしまった女性もいたこと、そういうことをなにひとつ知らなかった… この現実を知っておくべきだったという後悔です。
この現状に対する意識を高めてくれる本だと思いました。