作品一覧
-
3.7一九七一年、ロンドンで日本人初のファッションショーを開催して以来、一躍世界の舞台に躍り出たKANSAI。その後、ファッション・デザイナーの枠を超えた「スーパーショー」という独自のジャンルを創出し、世界中の人々を魅了してきた。そのエネルギーの源はどこにあるのか。大きな挫折も経験した。三十歳の時、パリのショーで酷評され、周囲からしだいに人が去っていった。借金取りに囲まれて「そろばん玉の上に正座しろ!」と屈辱の言葉を浴びせられたこともあった。そんな辛い時こそ、自らを励ます言葉が必要だった。それが本書で紹介する「熱血語」の数々だ。「夢を叶えるコツは狂ったように欲しがること」「未来に前例はない。迷ったら新しい道を選べ」「外見こそが最も重要な自己表現だ」等々。ひたむきに、ガムシャラに、欲しいものを得ようとする貪欲さを、日本人は取り戻すべきではないのか。何かを成し遂げようと思った時、心に火をつける言葉に溢れた書である。
ユーザーレビュー
-
Posted by ブクログ
山本寛斎(1944~2020年)氏は、横浜市生まれの、ファッションデザイナー、イベントプロデューサー。パリ、ミラノ、ニューヨーク、マドリードなど世界各地の主要都市に「ブティック寛斎」を出店。1971年に日本人として初めてロンドンでファッションショーを開催したり、1993年にモスクワ・赤の広場でファッションの枠を超えたイベントであるスーパーショーを行ったことでも知られる。
本書は、著者がいかにして「世界の山本寛斎」となったのかを振り返った半生記であるとともに、その成功の極意を10カ条の「熱血語」としてまとめたものである。2008年出版。
私は、芸術でも科学技術でもビジネスでもスポーツでも、一芸に -
Posted by ブクログ
購入者:松本
若い頃の写真がカナリ男前で、カッコ良いです!
貸出:中山(2008.6.24)返却(2008.6.25)
寛斎さん熱いです。ポジティヴで熱血です。言葉よりもその熱さが伝わってくるそんな1冊です。
貸出:村田(2008.6.26)返却:(2008.10.30)
いつもエネルギッシュな寛斎さんの源がわかった気がしました。
貸出:小畠 返却:(2008.12.23)
熱血漢、熱い男、山本寛斎が思う日本が世界に誇れる美学とは、歴史・伝統・色彩美という武器を生かしてロンドンファッション業界で勝負し続けた熱血デザイナーであると改めて認識させられた。日本人であることに対する強烈な