伊藤元輝の作品一覧

「伊藤元輝」の「性転師」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 性転師 「性転換ビジネス」に従事する日本人たち
    5.0
    性別を売る「性転師」。彼らは天使か。悪魔か。 性同一性障害の当事者に「早い・うまい・安い」が売りのタイ・バンコクでの性別適合手術を斡旋、仲介する、通称「アテンド業」。彼らはいったい何者なのか? なぜ彼らは生まれたのか? 性転換ビジネスにおける陰の実力者である性転師たちの実態に迫るノンフィクション。 性器の摘出/形成をおこなうこの性別適合手術(かつては「性転換手術」とされていた)を日本で受けるには、高額な医療費がかかり、医師が少ないため手術まで1年以上待たなければならない。「手術難民」化した当事者の需要をビジネスチャンスととらえ、外国・とくにタイ王国での手術を斡旋、仲介しているのが「アテンド業」とよばれる斡旋業者だ。 本書は、この「アテンド業者」たちと「性転換ビジネス」の実像を描き出す。 アテンド業者には個性的な人々がそろっている。バブル期にトラサルディーのジーンズで一世を風靡したこともある、アテンド業の草分け的存在の商売人、駐在員から転身したタイ在住最古参、手術を受けた「元客」でYouTubeやオフ会を通じて安心感を提供するやり手営業マン──バックグラウンドが異なる業者たちが「性転換ビジネス」に従事し、日々しのぎを削っている。そして、アテンド業が生まれた背景や日本国内の手術事情の深層にも迫り、性転換手術の問題点、課題を洗い出していく。

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ユーザーレビュー

  • 性転師 「性転換ビジネス」に従事する日本人たち

    Posted by ブクログ

    「医療の技術は日本の方が上だと思うし、世界に評価されているのも日本の方だから、(性転換手術は)日本で受けるべきですよね、先生!」
    「いや…、タイに行けるんだったら、タイに行きなさい」

    「性転換ビジネス」に従事する日本人たちを取材したルポタージュ

    日本で出遅れた性転換手術はある事件がきっかけだった…
    タイで性転換手術がメジャーになった理由
    アテンドと呼ばれる人々の存在
    性転換手術はボランティアかビジネスか?
    そして、非難もありつつも性転換を希望する人に寄り添った和田医師の存在
    刺青でその悩みに沿おうとする人など…
    自分の性に悩む人々に様々なかたちで関わってきた人々の存在が描かれている。

    0
    2022年02月20日

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