鉄道ビジネスから世界の潮流を読む一冊。
わたしが勤務している会社が鉄道ビジネスをしてる訳ではないが、社内のイベント(リモート開催)に著者が登壇するということもあり、気になって読みました。
講演会は、まだ開催されていない段階で感想を書いています。
世界でインフラ系のビジネスをする場合、どの規格を担いで
...続きを読む商売するかで明暗を分ける時があります。強かな企業は、自社の製品を世界標準の規格として認知させることにも注力しているのです。VHS対βマックスのように、世界標準の規格となった技術の製品が反映することになります。鉄道の世界では、二つの規格があるそうで、狭軌と広軌と呼ばれているそうです。その国がどちらの規格とするかで、日本の企業はゼロサムゲームを強いられているみたいです。
政治の力関係も大きく影響を受けることになります。それ以前に、日本企業はアフリカのようなこれからインフラ整備の可能性ある国々にどのようにアプローチするべきなのか?のヒントが本書にある気がします。
定期的に世界を飛び回っている著者なりの視点で、世界で活躍するにはどんな視座が必要なのかを経験交えて語りかけます。