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3.2リビングで“神様”は言った。「バカ波動を出すな!」 〈小学校に入る前から、幸福の科学の教義を教えられました。父や母から直接レクチャーを受けることはほとんどなく、教団の職員が家庭教師についていました。 そして「世の中の一般的な考えは、基本的に間違っている。齟齬があった場合は、我々が正しい。世の中の人が言うことを信じてはいけない」と常々言い聞かされました。(中略) 教祖であり神様である人の家に生まれるということが、どんなに奇妙か。この本では、実際に私が経験した日常を綴っていきたいと思います。〉(本文より) 監視カメラつきの勉強部屋、秘書の体罰、防弾ガラスつきの車、中学受験に失敗して後継者失格に。教祖の長男として生まれながら外界に生きる道を選んだ青年がすべてを告白した。 目次 まえがき 第一章 私だけが知っている教団の内実 ――霊言、カネ、政治活動、学校経営 第二章 大川家で生まれ育つということ 第三章 大川家の人々と両親の離婚 第四章 脱会の真相 これから――あとがきにかえて 著者紹介 宏洋(ひろし) 俳優、映画監督。1989年2月、宗教法人「幸福の科学」創始者兼総裁・大川隆法の長男として生まれる。青山学院大学法学部卒。2018年9月に教団を離れて以降は、教団の実態をYouTubeなどで発信。監督・主演・脚本を務める任侠アクションコメディ映画『グレー・ゾーン』が2020年下半期に公開予定。
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Posted by ブクログ
リビングで〝神様”は言った。「バカ波動を出すな!」
〈小学校に入る前から、幸福の科学の教義を教えられました。父や母から直接レクチャーを受けることはほとんどなく、教団の職員が家庭教師についていました。
そして「世の中の一般的な考えは、基本的に間違っている。齟齬があった場合は、我々が正しい。世の中の人が言うことを信じてはいけない」と常々言い聞かされました。(中略)
教祖であり神様である人の家に生まれるということが、どんなに奇妙か。この本では、実際に私が経験した日常を綴っていきたいと思います。〉(本文より)
監視カメラつきの勉強部屋、秘書の体罰、防弾ガラスつきの車、中学受験に失敗して後継 -
Posted by ブクログ
幸福の科学大川隆法総裁の長男宏洋氏が、その実体験をもとに、家庭環境や家族、幸福の科学の内情について詳述した、一種の暴露本。幸福の科学ウォッチャーには非常に興味深い内容である。
幸福の科学は、本書の内容に真っ向反論しているようだが、他の情報等もあわせて考えると、本書で書かれていることは「さもありなん」という内容であり、多少誇張されているにしても、真実の一端を示しているように感じた。少なくとも大川隆法氏が権力欲、自己顕示欲にまみれた、地球の究極神というよりは非常に人間くさい存在であることは間違いのないように思う。
ただ、一時期とはいえ教団の中枢にいたにもかかわらず、ちょっと宏洋氏の他人事感が強すぎ