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ユーザーレビュー

  • 今和次郎 思い出の品の整理学

    Posted by ブクログ

    関東大震災(1923年)の焼け野原に生まれた仮住まい「バラック」を研究した方だという話に興味を引かれて読んでみた。

    今和次郎氏がはじめられた考現学については初耳だったが非常に面白い学問だと思った。大昔の生活や、想像もつかない異国の生活、あるいは貴族や最下層民など極端な生活ぶりは人の興味を引くから記録に残りやすいが、自分たちの生活は当たり前すぎて研究対象にもならないまま変化し消えてゆく。実は資料が1番豊富なのにもかかわらず。だからそれをあえて記録してやろうというわけだ。

    もちろん学問としてはすでに民俗学があるけれど、どっちかというと目線は懐かしい過去に向いていて、わざわざ自分の家に散らばる生

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    2023年05月21日
  • 今和次郎 思い出の品の整理学

    Posted by ブクログ

    今和次郎さんのバラエティブック。考現学を始めた頃の文章もよかったが、歳を経てからの文章もまたよい。民俗学から生活学(家政学?)への変化というのも、なんとなく飲み込めた気がする。
    個人的には、「ジャンパーを着て四十年」が最高。

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    2019年10月17日
  • 今和次郎 思い出の品の整理学

    Posted by ブクログ

    全く知らない人物だった。恥ずかしながら、考現学というのも初めて知った。
    とても面白い人だと、その面白さが文章にも感じられる。
    今、目に映っているもの、それを収拾せずにはいられない人だったのだろうな。ただ、データを集めることに力が注がれているので、そこからの考察という部分において少し弱い。
    もちろん、研究をするには、まずは蓄積されたデータがなければいけない。復興する東京を記録したという功績は大きいし、新しい学問を立ち上げるとはそういうことなのだろう。
    でも、ちょっととっちらかっている感じがする。
    しかし、そこが愛嬌で、そういう人柄だったのだろうとの想像に難くない。

    しかし、今期はかなり民俗学に

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    2020年01月21日

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