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「ジェイソン・マンゴーン」の「LEADERS リーダーズ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
Posted by ブクログ
元米軍司令官のマクリスタルが描くリーダー像。
軍人だけに指示命令型のリーダーシップの進化系みたいな話かと思うと、そうではない。
プルタルコスの英雄伝ふうに、リーダーを2人づつ比べながら、リーダーシップについて探求をしていく。その最初は(なぜか一人しかでてこない)、南軍のリー将軍。負けた側の将軍なのだが、リーダーとしては、アメリカの軍関係では尊敬され続けていたようなのだが、イラクで戦っていたマクリスタルは、そのリーダーとしてのあり方に疑問を抱き始める。
そういう問題意識をベースに、いろいろな人が取り上げられて、こう言う資質や行動がリーダーにとって必要みたいな法則はないということを示していく。
そこまでであれば、従来のリーダーシップ論における条件適合理論と一緒じゃないかと思うのだが、読み進めると、マクリスタル将軍はそこで止まらすコンテキストとか、関係性、象徴作用の重要性というところに着地する。
一見、条件適合理論と似ているようにも思えるのだが、条件適合理論では、条件によってリーダーとして必要な「行動」が違うという行動主義(条件→行動)の範疇にいるのと比較すると、その違いは明らかである。
つまり、個人主義、行動主義的なリーダーシップ論から、関係性、言語・認知、つまりナラティヴ・アプローチに近接しているわけだ。
マクリスタル恐るべし、だな〜。
そして、もっとも過酷で、VUCAな状況のなか機能する、生き残ったリーダーシップ論が、しばしば「理論的すぎる」と批判されるナラティヴ・アプローチに近づいているというのはとても興味深いことだ。