アリエット・ド・ボダールの作品一覧
「アリエット・ド・ボダール」の「黄金の人工太陽」「茶匠と探偵」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アリエット・ド・ボダール」の「黄金の人工太陽」「茶匠と探偵」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
目次
・蝶々、黎明に落ちて
・船を造る者たち
・包嚢(ほうのう)
・星々は待っている
・形見
・哀しみの杯三つ、星明りのもとで
・魂魄(こんぱく)回収
・竜が太陽から飛びだす時
・茶匠(ちゃしょう)と探偵
今まで読んだことのないタイプの作品でした。
シュヤ宇宙という、独自の世界を舞台にしているのですが、それぞれの作品に関連性はありません。
アジアを彷彿させる大家族主義、先祖崇拝、長幼の序、親孝行、輪廻転生、観音信仰等、私たちにも身近なそれらが、シュヤ宇宙に住む彼らの日常に深く影響を与えている。
しかし人々は死んでも、その記憶はデータ化されその多くは子どもに受け継がれる。
多くの御先祖様と実
Posted by ブクログ
作者はフランスとヴェトナムの血を持つフランス人。
9編の中・短編集は、いずれもネビュラ賞・ローカス賞などを受賞した作品で、同一の世界観の舞台をもとに、本編以外にも数多くの作品が世に出ている。
物語の世界では多分にアジア的な要素を盛り込んで、独特の舞台を作り上げているが、どこか、欧米人が抱く日本像の映像化された作品を見た時と同じ歯がゆさを感じるのも、奇妙な味わいの要素として、プラスに働いていると思うこともできる。
どう解釈すればいいのかわからない単語が、何の解説もなくやってきては消えていくことも、なじんでくれば、この不思議な物語の本質の中に浸かることになる。
ヴェトナムは、過去から中国王
Posted by ブクログ
巨大宇宙SFってなんだ? と思っていたら、スペオペでした。あとがきではスペース・オペラを連呼しているんで、禁句と言うことはないと思うが、背表紙や帯の惹句には、どこにもスペオペとは書いてない。なんとなく不思議。
で、中身の方はニュー・スペース・オペラ以降の、アクションSFが主軸。一昔前のスペオペ・アンソロジーなら、もう少しB級感というか、やさぐれた感じを出してきたような気がするが、これはこれでいい。ただ、これはお約束なのか、どれほどとんがったSFガジェットをてんこ盛りにしていても、人情とか、家族関係なんかは今と変わっていない設定のお話がほとんど。多少の違和感はある。