作品一覧

  • ルポ アメリカの核戦力 「核なき世界」はなぜ実現しないのか
    3.7
    1巻924円 (税込)
    冷戦終結後も核抑止の論理にこだわり続けるのはなぜか.核兵器はどのように「運用」され,どんな課題を抱えているのかーー.長く秘密のベールに包まれてきた核戦力の最前線を訪ね,歴代政府高官や軍関係者など多数のキーマンへの単独インタビューを交えて,「核兵器の近代化」を進める世界最強の核超大国の今を報告する.

    試し読み

    フォロー
  • パレスチナを生きる
    4.0
    1巻1,699円 (税込)
    宗教、民族、ナショナリティー等が複雑に絡み合うパレスチナ。「壁」の向こう側で生きる人びとは、どんな人たちで、どんな暮らしをしているのか。朝日新聞記者が足掛け4年にわたり現地取材。世界の縮図であるこの地の「今」に切り込む。
  • パレスチナを生きる

    Posted by ブクログ

    2015〜2019年に朝日新聞のエルサレム支局に赴任していた著者が、パレスチナに生きる(多くは一般市民の)人々の姿を綴った本。半年ほど前から続く、ハマス、イスラエル双方による攻撃を機に、パレスチナのことを知りたくなり手に取ってみた。

    ガザ地区では、一般市民が非暴力の抗議行動を取っただけで(あるいは看護師が救護担当としてその場にいただけで)、イスラエル兵に狙撃され、命を落としたり、大怪我を負う。

    ヨルダン川西岸地区では、イスラエル人の入植が続き、農地を奪われたり、家を壁で囲まれたりする。

    解決策はパレスチナ国家を樹立し二国が共存するしかないものの、イスラエルには現政権含め右派が多く(共存、

    0
    2024年04月09日
  • ルポ アメリカの核戦力 「核なき世界」はなぜ実現しないのか

    Posted by ブクログ

    「核による抑止力」ってどこまで信用できるんだろうか。
    そのために膨大な予算を割き、さまざまな健康被害をおこしてまで。人間の愚かさには歯止めがかからない。
    核廃絶は理想論にしか過ぎないけど、理想を求めるのが理性的な人間の行為として尊ばれる。現実には生まれてしまったものは無かったことにはできない。
    事実として、核保有国が侵略されたり攻撃された例はない。さらに言えば、ウクライナにも核弾頭はあった。それを撤去して今日に至っている。

    0
    2023年04月16日
  • ルポ アメリカの核戦力 「核なき世界」はなぜ実現しないのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アメリカの核兵器の「今」を、人・街レベルの現場である「下流」から、政策決定を行う「上流」まで丹念に取材しつつ、新書ならではのコンパクトさでまとめた一冊。

    冷戦期からの製造でどんどん古くなっており、人が扱う以上は誤りが起こる懸念(いや、ヒヤリハット案件は日本付近も含めて起こってきた)も内包し続けている核兵器。
    一方で、核軍縮の国際交渉は遅々として進まず、「核なき世界」をうたったオバマ政権すら、「数は減らしながら質を更新する」という手法をとった上で、軍縮の理念の本質に踏み込むことはなかった。その背景には、核兵器をめぐる政治経済的利権(軍に依存する地域経済も含む)、そして「同盟国」の懸念も横たわる

    0
    2023年02月27日
  • パレスチナを生きる

    Posted by ブクログ

    渡辺丘(1979年~)氏は、朝日新聞記者で、2015年1月~2019年3月にエルサレム支局長を務め、現在はアメリカ総局勤務。
    本書は、著者の4年余りのエルサレム駐在時の取材をもとに、現代のパレスチナ(及びイスラエル)を生きる人びとの等身大の姿を、ルポルタージュとして記したものである。
    具体的には、2018年3月からガザ地区のイスラエルとの境界付近で続いたパレスチナ難民の帰還を求める大規模な抗議デモの参加者やその家族の様子、ガザ地区に住むパレスチナの将来を担う子どもや若者の姿、聖地エルサレムの現状、イスラエルによる支配が静かに進むヨルダン川西岸地区の様子、パレスチナ人を巡るイスラエル社会の現状、

    0
    2020年02月15日
  • ルポ アメリカの核戦力 「核なき世界」はなぜ実現しないのか

    Posted by ブクログ

    アメリカでは核兵器がどのように運用され、今後どのように管理しようとしているのか、核兵器を運用する現場への取材をまとめた1冊。進まない核軍縮と核兵器運用の問題点を新書サイズでコンパクトにまとめてあります。
    アメリカの核は、ICBM(大陸間弾道弾)、戦略爆撃機、戦略ミサイル潜水艦の3本柱で構成されており、本書前半はそれぞれの現場への取材で構成されています。
    運用の問題点は「老巧化」です。核兵器と言うと最新技術の塊のような印象を受けますが、本書によると実情はまったく異なります。核兵器の多くが米ソ冷戦時代に整備されたものが大半であるため、実践配備から既に40年以上が経過しています。戦略爆撃機の主力機B

    0
    2023年05月17日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!