アッシュ・スミスの作品一覧

永野の視点。その双方の視点からその「通り魔事件」のホワイダニットが＜バックギャモン＞をなぞるように解き明かされていきます。まあ、書けるのはここまでですね

千葉で起きた通り魔事件の真相を追う永野と、通り魔事件の容疑者潤子の話が、バックギャモンのゲームのように交互にターン制で描かれている。
正直、帯の文句ほど衝撃は受けなかったけど、読む手が止まらなくなるくらいに面白かった。潤子の思い描いたように永野は動かされてたと見ていいのかな…？？

千葉である必要なかった！あとバックギャモンのルールを知っていたら色々な細工に気付けて楽しめたのかもと思った　
帯の文句に惹かれて買ったけど期待しすぎた感が否めない。ジャーナリストが選んだ結末も、それまでの彼の思考や行動パターンから急に逸脱した気がして個人的には納得いかない。いや確かに叙述トリック的な見地から見たら普通に精度高いけど。