ハーバード大学の学生をはじめ、成功者200人とその親にインタビューした結果、子供への接し方に共通点が見られた。これを「子育ての公式」と著者たちは名づけた。
子育ての公式で育った人は「なりたい自分」になっている。それは、次の3つの資質を親が養ってくれたから。
・使命感:
高い目標や目的、価値ある大き
...続きを読むな成果を達成しようという気概。
・主体性:
壮大な目標に踏み出すための、途方もない気力。
・知性 :
複雑な課題を処理する能力と、周りから情報を集めて理解し、進むべき方向を判断する能力。
子育ての公式において、親は、子供の人生の各段階で、次の8つの役割を果たす。
①最初の学びのパートナー:
最初の手ほどき役として、読み書きを教えたりする中で、子供の学ぶ意欲を育てる。
②整備士:
子供に関わるすべての人と制度が、子供にとって一番いい形で動いているかを確認する。
③手配役:
お金や人脈をもった支援者、複雑な制度の利用法など、子供の成功に必要なツテや情報を探しだす。
④紹介役:
子供に、新しいアイデアや将来歩めるかもしれない道を見せて、人生の可能性に気づかせる。
⑤哲学者:
生涯を通じて自分の世界観を伝え、子供が意味や目的を探す手助けをする。
⑥お手本:
いつかこうなってほしいという姿を行動で示す。
⑦交渉相手:
一貫性のあるルールのもとで、子供が自分の意見を言えるようにし、自立心を育む。
⑧GPS:
子供の独立後も、親の理念に従い、進む方向を示す。