作品一覧

  • フィリピン―急成長する若き「大国」
    4.0
    1巻880円 (税込)
    かつて「アジアの病人」と呼ばれたフィリピン。近年、サービス業主導で急成長し、経済規模は10年強で3倍となった。人口は1億人を突破し、国民の平均年齢は25歳。「アジアの希望の星」との声さえ聞かれる。一方、貧富の格差はなお深刻で、インフラも不十分。ドゥテルテ大統領の暴言や強権的手法は世界から危惧されている。経済成長著しい島国の魅力と課題に、IMFでフィリピン担当を務めたエコノミストが迫る。

ユーザーレビュー

  • フィリピン―急成長する若き「大国」

    Posted by ブクログ

    フィリピン関連の仕事をすることになり、日経の書評に掲載されていたため購入。経済、政治、ASEANにおけるフィリピンの位置づけ(地政学)、歴史、軍事と多岐に渡る観点から大局的に現在のフィリピンを描いている。あとがきに筆者がひとつのストーリーとして書くことを試みたとあるが、その調査とまとめ方に敬意を表したい。個人的にとても参考となり、プロジェクトチーム全員に紹介しました。

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    2020年05月11日
  • フィリピン―急成長する若き「大国」

    Posted by ブクログ

    本書は主に現代のフィリピンについて、経済を中心に政治、歴史を多面的に分析したものである。フィリピンは2050年まで人口ボーナスが持続すると推定されており、またBPO産業を成長産業として今後の経済成長が大いに期待されている。ただし、今後さらに大きな成長を実現するためには製造業の育成は急務であるが、現状ではエレクトロニクス産業以外では他のASEAN諸国に対して遅れているのが実情である。特に、雇用創出力の高い自動車産業を育成できれば、製造業による経済の牽引も期待できる。

    政治面ではエドサ革命以後、安定した政治を実現しており、特にノイノイ・アキノ政権以後は治安の改善等が図られ、持続的な経済成長の基盤

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    2023年11月27日
  • フィリピン―急成長する若き「大国」

    Posted by ブクログ

    研究に必要で読んでいますが、フィリピンのことを知るのにとても役立っています。難しすぎず易しすぎず、繰り返し読んで理解していこうと思える本です。

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    2019年11月24日
  • フィリピン―急成長する若き「大国」

    Posted by ブクログ

    フィリピン投資亜案件のため、購読。
    フィリピンの強みである英語とBPO(Business Process Outsourcing)産業、そして人口1億人と平均年齢25歳という若い国。
    もちろん、問題も山積み。①失業率②貧困と格差③インフラ④製造業の低迷。⑤埋め込型民主主義

    しかし、日本との関係は良好であり、戦後の日本の対応が良かった。

    東南アジアへの投資も視野にしていこうか悩む。

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    2019年05月21日
  • フィリピン―急成長する若き「大国」

    Posted by ブクログ

    ドゥアルテ大統領で悪目立ちをしてしまった感はあるものの
    しかし、どのような道行を経てそこに来たか知らない人は多いだろう。

    この本はASEANの中での差異も取り上げながら、
    簡潔にスペイン植民地時代から歴史も抑えてあり、
    概要をとらえるのにとてもよくまとめられた本だ。

    名目GDPは3000億ドル弱でASEANでもトップ集団ではないが
    人口は1億を超えて2番手、さらに平均年齢25才という人口動態の特徴がある。
    働き盛りがこれからバンバン増えていくという爆発力を秘めているわけだ。

    今、日本とフィリピンの関係は悪くはないと思われるが
    第二次世界大戦時には激戦のあった場所も多くあって、
    日本への感

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    2017年11月26日

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