宇野精一の作品一覧

「宇野精一」の「孟子 全訳注」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 孟子 全訳注
    3.5
    1巻1,815円 (税込)
    『大学』『論語』『中庸』と並んで儒教の「四書」とされる『孟子』は、仁・義・礼・智の徳に基づく王道政治を唱え、「性善説」に基づいた道徳論を説く。緊張に満ち、爽快感に溢れる文体はオーソドックスな古文のお手本となっている。中国哲学・国語教育に生涯を捧げた宇野精一による格調高い現代語訳が、孟子の教えの精髄を余すところなく現代の読者に伝える。儒教の必読書。(原本:『全釈漢文大系2 孟子』集英社、1973年)

ユーザーレビュー

  • 孟子 全訳注

    Posted by ブクログ

    孟子曰く「人間の本質はと言えば、善をなすはずである。即ち性善の証拠なり。」善をなすの”なす”が大事なところ!!

     孟子が言うに、誰でも「他人の不幸を憐れむ心」「不正義を恥じて憎む心」「慎み敬う心」「是非を判断する心」を初めから備えている。そしてこれを達成しようとする。それが「善をなす」という願望である。
     そう、性善説は「人の本質は善である」ではなく、「人は本能的に自分の思う”善”を実行したがる」というのが一番しっくりくる解釈である。

     しかしここで短絡的にとらえてはいけない。仲間を思う心・正義を貫こうとする心・忠誠心・判断力、これらの前提というか、基準は定まっていないのである。
     例えば

    0
    2019年05月16日
  • 孟子 全訳注

    Posted by ブクログ

    意外とプライド高いし、偏見が多い気が。。性善説を説いた歴史的な意義はあると思うけど、論語的なキャッチーな格言もなく、ややもの足らず。堯舜、殷周あたりのエピが多く、そこら辺は勉強になった。

    0
    2022年11月12日

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