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  • 許せないを許してみる 籠池のおかん「300日」本音獄中記
    3.5
    2017年2月、国有地払い下げ報道に端を発し、日本中の注目を集めた森友学園事件。その渦中にいた籠池泰典・諄子夫妻は、同年7月、大阪地検特捜部により逮捕され、2018年5月に保釈が認められるまで大阪拘置所で300日を超える異常な長期拘留を強いられた。拘留中、諄子氏は毎日溢れ出る自らの思いを手紙に書き、担当弁護士に送り続けた。その数、400通以上。検事の苛烈な取り調べ、看守によるいじめ、孤独な独房生活を記す一方、昭恵夫人との交流、稲田朋美議員など政治家との関係、自らの生い立ち、夫への愛、愛する息子の死など、これまでの人生を包み隠さず記している。本書はそれらの中から抜粋し、まとめたものである。獄中から発せられた諄子氏の「心の叫び」とは――。

ユーザーレビュー

  • 許せないを許してみる 籠池のおかん「300日」本音獄中記

    Posted by ブクログ

    たぶん,この人の政治思想には同感はしないと思う。それを前提として読み進めると,ある時点で安倍晋三がウソをついていることが明瞭に見えるときがくる。それ以後,安倍晋三はもとより,森友問題あるいはそれ以外の問題でウソをついている人間を文章の中で告発していくようになる。
    状況から一歩身を引いて(それが拘置所の中,というのはお気の毒な限りだが),振り返ることによって見えてくるものがある。「獄中記」にはすぐれた自己省察がされているものが少なくない。

    0
    2018年11月18日
  • 許せないを許してみる 籠池のおかん「300日」本音獄中記

    Posted by ブクログ

    「稲田朋美さんが防衛大臣を辞めて防衛省を去る際、記者の方から
    ふいに辞任の心境を聞かれ、「空です」と答えられました。その時、
    私は「違う」と思いました。
     稲田さんが防衛大臣辞任の際に口にした「空」は、何も答えられ
    ない、考えていない、という心境を「空」という言葉で表現したの
    だと想像します。」

    鋭いな、籠池のおばちゃん。親分の安倍晋三と一緒で、稲田朋美は
    勇ましいことは言うが中身空っぽ、空洞の人だものな。

    自宅や学園をがさ入れされて、何もかも大阪地検に持って行かれた
    上、逃亡の恐れも今日子隠滅の恐れもないのにありえないほどの
    長期間に渡って身柄を拘束された森友学園の籠

    0
    2018年10月26日
  • 許せないを許してみる 籠池のおかん「300日」本音獄中記

    Posted by ブクログ

    大阪拘置所における処遇は現代ではありえない屈辱である事が否が応でも伝わってくる。日々の文章なので似た内容ではあるが、そこからは恥辱から抜け出せない絶望と一縷の希望を垣間見せる。国家権力のうすら寒い闇がそこにある。

    0
    2019年06月18日
  • 許せないを許してみる 籠池のおかん「300日」本音獄中記

    Posted by ブクログ

    2017.7.31大阪地検の取調室で「逮捕」され、未決拘禁者として大阪拘置所で保釈迄の約300日を過ごした籠池諄子氏が弁護士に宛てた手紙をもとに獄中記として刊行したものです。2018.10発行。さらっと一読しました。拘置所の暮らしが大変なことはよくわかりました。本は、木村秋則「奇跡のリンゴ」、鈴木宗男「汚名」、堀江貴文「東大から刑務所へ」、村上正邦「我、国に裏切られようとも」などを読んだとか。曽野綾子、青山繁晴などとのエピソードは面白かったです。森友問題については、私はよくわからないです。忖度ですよね。

    0
    2018年11月17日

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