作品一覧

  • 欲望会議 性とポリコレの哲学
    4.3
    エロ、暴力、心の傷、ホラー、ゾーニング、変態、炎上、#MeToo、身体、無意識…… 「欲望」をテーマにこの世界を読み解けば、未来の絶望と希望が見えてくる――。 「現代人は、かつての、つまり二〇世紀までの人間から、何か深いレベルでの変化を遂げつつあるのではないか、というのが本書の仮説なのです。」―「序」より 【目次】 序 第1章 傷つきという快楽 第2章 あらゆる人間は変態である 第3章 普通のセックスって何ですか? 第4章 失われた身体を求めて 終 章 魂の強さということ 文庫判増補

ユーザーレビュー

  • 欲望会議 性とポリコレの哲学

    Posted by ブクログ

    三者三様の視点から多岐にわたる話題の応酬で、敷衍し続ける議論で結論めいたことを明言してくれることはない。扱っている話題もメディアでは憚られるようなものばかりですので、ドキドキハラハラの読書体験でした。

    表層的な内相に脊髄反射している批判に対して、人間の正しさと醜悪な部分を合わせ持つ両義性への信奉が本書の骨子でしょうか。

    社会全体がポリコレで合理的に損得ベースの世界へと変革されている途上であるという認識はあります。そこに対する危機感というか、個人としての感覚を研鑽することを忘れずに過ごして行こうと思うのです。

    0
    2024年08月04日
  • 欲望会議 性とポリコレの哲学

    Posted by ブクログ


    この本を読んで思い出した事があります。

    もしかしたら何かの偶然で千葉さんや柴田さんの目に止まる事もあるかもしれないとも思い書いておきたいと思いました。またどうか一人でも多くの方の目に止まればなと思っています。


    ジェンダーやトランスジェンダーという言葉を聞くようになったのは、2000年の初めの頃でした。
    当時、自分はファッション業界で仕事をしていて、ゲイの多いファッション業界とその周辺ではとても身近な話題となっていました。当時のマルタン・マルジェラやジャン・ポール・ゴルチェなど多くのメゾンがコレクションのテーマにしていたシーズンがあった事も記憶にあります。ゴルチエ本人の口から聞いた事も覚

    0
    2022年03月16日
  • 欲望会議 性とポリコレの哲学

    Posted by ブクログ

    ゲイの哲学者とアダルトビデオ監督とフェミニスト論者の彫刻家の鼎談

    2017〜2018年のトークイベントでの5回のディスカッションと2020年と2021年の鼎談。

    0
    2023年03月22日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!