ユーザーレビュー 空海と日本思想 篠原資明 もしやこの本は奇書として後々評価されるのではないか?そんな読後感があったので☆5。タイトル通り、そして作者前書きの通り、空海の思想をベースに日本思想を論じているのかと思いきや、読み進むに連れて読者は全く見知らぬ地平に連れて行かれる感覚を覚える。あまりにも乱雑かつ極論かつ斬新な切り口でありすぎて、言わ...続きを読むんとしている意味が良くわからないし、危険思想に片足突っ込んでるような怖さもプンプンするし、出版した岩波新書凄いなと思いつつ、ぼんやりと、自分がこの世界で感じてきた感覚を説明してくれているような気もするのだ。「いまかつて間」で「新たしみ」「寂びしみ」を感じるということに芸術も救いも社会もあるという感覚。いや、これは奇書になりえると思うな本当に。 Posted by ブクログ 空海と日本思想 篠原資明 「毎日新聞」(2013年1月27日付朝刊)で、 三浦雅士さんが紹介しています。 (2013年1月28日) 駅前の書店で購入しました。 (2013年1月31日) 読み始めました。 (2013年2月1日) 読み終えました。 なにとは言いがたいのですが、 なんともすごい本です。 (2013年2月9日...続きを読む) Posted by ブクログ 空海と日本思想 篠原資明 講座を聞くような楽しさがあった。 とてもわかりやすく(ホントかなぁと思うこともあるくらい)、ずばずばと図式化してくださる。 日本思想は空海の変奏であると言い切ってしまわれるので、ちょっと驚きはしますが。 「さび」については語られていますが、「わび」はどうなんでしょう。 最後は天皇が出てきたのでびっく...続きを読むり。 確かに・・・・今もなお、君臨??しているとはいいますが・・・・。 Posted by ブクログ 篠原資明のレビューをもっと見る