エドワード セント オービンの作品一覧 「エドワード セント オービン」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 2021/04/08更新 語りなおしシェイクスピア2 リア王 ダンバー メディア王の悲劇 試し読み フォロー パトリック・メルローズ 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> エドワード セント オービンの作品をすべて見る
ユーザーレビュー パトリック・メルローズ5 アット・ラスト エドワード セント オービン / 国弘喜美代 / 手嶋由美子 起きた過去は救いがなく、救われるのを待っているだけでは人並みの透明な心は取り戻せない。それでも人生は廻り続け、5歳の頃から歩き出せない主人公にも、人生のさまざまなステップが降り注ぐ。父の死、薬、女性関係、結婚、子育て、そして最後の呪縛を解き放った母の死。 このシリーズを読みながら、著者の半自伝的小説...続きを読むなのだということがずっと心の奥にあった。 ここまでの自己分析と、さまざまな思惑を持つ人々の描写、そして筆力。著者の人生はこれからも続いていくわけだが、この作品を書き上げ、文学にしたことで少しでも救いがあればいい。 読んでいる間、私自身の人格にも影響が出てくるような、"侵食"が凄まじい物語だったが、見える世界が変化したことに後悔ない。エドワード・セント・オービン、大作ご苦労さまでした。 Posted by ブクログ パトリック・メルローズ3 サム・ホープ エドワード セント オービン / 国弘喜美代 / 手嶋由美子 タイトルどおり、希望の感じられる巻だった。 主人公の経験と思考は、3巻分のお話を読んだくらいではとても消化できるような内容ではないはずなのに、ずっと付き添ってこられた。著者の表現力には本当に感嘆する。 そしてもう一人、この物語の中で存在感を示したブリジット。かつては馬鹿なフリをする馬鹿な娘だった彼...続きを読む女が、強さを見せ、弱さを抱えて旅立つラストシーンはことさらに美しく見えた。 父と息子、母と娘の再生が、邪悪なパーティ会場で響き合った第3巻。ここで終わらずあと2巻もあるというのが非常に嬉しい。 Posted by ブクログ パトリック・メルローズ2 バッド・ニュース エドワード セント オービン / 国弘喜美代 / 手嶋由美子 "耽美"や”罪悪”という言葉を理解するのに、この本ほど 適した小説はないのでは。2巻の大きなテーマは、残酷な父の死、そして薬物。薬物中毒者の脳内カオスの再現という、どう考えても困難な表現が流れるように描かれることで、ほんの数日の出来事が驚くほど濃密になって読者を引き込む。著者が"衝撃的な体験をしただ...続きを読むけ"ではなく、真にイギリスを代表する作家であるということが隅々から伝わってくる作品だ。 Posted by ブクログ 語りなおしシェイクスピア2 リア王 ダンバー メディア王の悲劇 エドワード セント オービン / 小川高義 バッドエンド作品からは喪失感や悲壮感だけしか得られないのではないかと思っていたが、マイナスの感情や描写にこれだけ感嘆できたのは驚いた。 それぞれの思惑の描き方が(嫌なことに)全て共感できてしまう、共感させられてしまう。ダンバー逃走劇の盛り上がりも面白いし、とにかく秀逸な表現が、読み応えがあってどんど...続きを読むんページをめくってしまった。 Posted by ブクログ パトリック・メルローズ1 エドワード セント オービン / 国弘喜美代 / 手嶋由美子 展開の残酷さが衝撃的すぎて、そちらに意識がいくかもしれないが、ひどい暴力と絶望を体験した作者が、加害者である大人たちの心情をここまで効果的な比喩で表現していることがあまりにもすごい。 具体的な行為については、パトリックの防衛本能が働くのか、少し空想を交えて語られるところなども逆にリアルで、心が疲弊...続きを読むするし、心臓がひとまわり小さくなったのではないかと感じるほどだった。 なかなかお目にかかれない世界の話だからか、作者の筆力が凄まじいからか、消化するのが難しい話だけれど、訳者あとがきに上手くまとめられているのでそこまできちんと読むのをお勧めします。 Posted by ブクログ エドワード セント オービンのレビューをもっと見る